結婚式の主役は、いうまでもなく新郎新婦です。集まった招待客の注目は、常に2人に注がれます。結婚式当日の新郎新婦は目立つ存在だけに、当日はテーブルマナーでも失敗は避けたいものです。ここでは、一生に一度の結婚式をぜひ成功させたという新郎新婦のために、式当日に気をつけておきたいテーブルマナーについて解説します。
新郎新婦も披露宴の料理を食べて大丈夫?
披露宴の席では、主に招待客のために料理が用意されます。ただし、新郎新婦にも同じように料理は給仕されます。そうはいっても、新郎新婦が出される料理を食べてもいいのかどうか、迷う人も多いでしょう。
答えからいえば、披露宴で新郎新婦が料理を食べること自体はマナー違反ではありません。新郎新婦は何も口にしないで、ひな壇にいなければならないというわけではないので安心しましょう。
逆に、まったく手をつけないこともマナー違反ではありません。招待客から一段高いところにいて、スポットライトを浴び、出席者に注目される中、食事に手をつける余裕がないというケースは多いものです。
新郎新婦は、出される料理を食べても食べなくても、マナー的には問題ないということになります。これまで結婚式に招待されたことがある人の中には、新郎新婦が食事をしていないイメージが強い人もいるかもしれません。
これは、新郎新婦はあれこれ出番が多くて、食べるタイミングがなく、結果的に食べられないというパターンが多いというのが実情です。
ただし、気をつけておきたいのが、食べるタイミングです。招待客が自分のためにスピーチをしてくれているのに、口にものを運ぶのはマナーに反します。
このときは、手を止めてきちんと招待客の話を聞きましょう。食事するときの姿勢も大事です。せっかくのウェディングドレスやタキシードが台無しにならないよう、マナーを意識して上手に食事を取るように意識することが大事です。