結婚式を挙げるうえで、気に入った会場が見つかって日取りを決めるという段階になったら、まずは式場の空き状況を確認しましょう。結婚式には予約が取りづらい人気の日程があり、前もって把握しておかないとスムーズに予約を行うことができません。今回は、式場の空き状況を確認する方法、そして希望日程を押さえるコツやブライダルフェアでの注意点などについて紹介します。
結婚式場の空き状況を確認する方法3つ
希望日程を押さえるコツを紹介する前に、まずは結婚式場の空き状況を確認するための一般的な方法を3つ紹介します。
ネットでまとめて確認する
式場の空き状況を確認する方法としてまず挙げられるのが、ネットでまとめてチェックするという方法です。ネットの式場紹介サイトを利用すれば、希望日程におけるそれぞれの式場の空き状況が一括で検索できるので非常に便利です。
式場よりも先に人気のある日程に挙式することを決めている人の場合、そもそも空いている式場を探すことが困難な作業になります。そこで、この検索機能を使えばその日程で空いている式場を効率的に探すことができるでしょう。
式場紹介サイトを利用する方法は、忙しい中でも人任せにせずに自分で式場を探したいという人におすすめです。また、式場の空き状況だけではなく、ブライダルフェアの情報なども合わせて知ることができるので効率的ですよ。
気になる会場に電話で確認する
次に、気になる会場に電話で確認するという方法を紹介します。
気になる会場が既に決まっている、ある程度絞れているという場合は、電話で直接会場に空き状況を確認するのもおすすめです。直接問い合わせれば、ネット上では反映されていないキャンセル情報などをいち早く知ることができるのです。
また、式場のスタッフと電話で会話することで、対応が良いか悪いかなども確認できるでしょう。ブライダルフェアに限らず、式場を個別に案内してもらう見学予約などもそのまま行うことができますよ。
相談カウンターを通して確認する
3つ目の確認方法として、相談カウンターを通して確認するという方法があります。ある程度候補が絞れていたとしても、自分で複数の会場に連絡をするのは手間のかかる作業です。
その点、相談カウンターであればまとめて確認してもらうことができるので、時間と手間を省くことができるでしょう。
また、相談カウンターはこれまでの結婚式の例などの多くの情報を抱えています。そのため、ネットでは探すことのできない情報を聞くことができ、ネット経由では見つからない会場に出会える可能性があるでしょう。
さらに、式場に直接問い合わせた場合は営業トークとして不確実な情報を伝えられることがあります。しかし、相談カウンターを介することで確実な空き状況を聞き出すことができる場合もあるのです。
結婚式場の予約が早めに埋まってしまう日程
結婚式においては、会場の予約が早めに埋まってしまう可能性が高い日程というものがあります。ここでは比較的押さえるのが難しい日程について紹介します。
大安
予約が早めに埋まってしまう日程の1つ目は大安です。
六輝の中でも特に縁起がよいとされているのが大安で、縁起を気にする人にとってはぜひ押さえておきたい日程だといえるでしょう。
また、ご新郎ご新婦の親御様や親戚など、ゲストの皆様から縁起を気にする声があがっている場合にも押さえておいたほうがよい日程です。縁起が重要だと考える人の数は多く、それだけ人気のある日程なので費用も高額になることが多いでしょう。
土日
次に、予約が埋まってしまいやすい日程の2つ目として土日祝日が挙げられます。
土日祝日は仕事が休みになるというゲストの皆様も多く、より多くの人が式に参加してくれるという大きなメリットがあります。
そして、日曜日は翌日から仕事だという人も多いため、より人気が高いのは土曜日のほうです。ゲストの皆様の参加率を重視するのであれば、式の日程は土日を押さえるのがおすすめだといえるでしょう。
人気がある分、当然会場の費用は高くなりますが、参加する人数を多めに確保するなど、こだわるポイントを前もって決めておくと式場もスムーズに決まります。
午前開始
次に予約が埋まってしまいやすいのが、午前中から式が始まる時間帯です。
というのも、午前中から式を始めれば、いつも昼食を食べている時間に披露宴を行うことができるためです。せっかく豪華な料理が出るので、きちんとした食事として食べてほしいと考えるご新郎ご新婦も多くいます。
中途半端な時間に披露宴が始まるようなスケジュールだと、いつ食事をとっておけばよいのかとゲストを悩ませてしまうことがあります。
注意点として、式が午前開始だと遠方から来てくれるゲストにとっては朝が早すぎる場合があるので配慮する必要があるでしょう。
ハイシーズン
最後に紹介する予約が埋まってしまいやすい日程はハイシーズンです。
ハイシーズンとは、気候がよい春や秋のうちでも特に雨や寒暖の心配がない季節のことです。具体的には、5月と10月、11月あたりがハイシーズンに該当する月になります。
例外として、雨の多い6月はジューンブライドに憧れて決める人も多いため、人気の高い月となっています。
春に挙式を行う場合、花粉の季節でもあるのでご新郎ご新婦の体調に注意が必要です。夏冬の挙式はオフシーズンならではの割引特典が多く、格安で式を挙げたいという人にはおすすめです。
ハイシーズンといっても雨が降ることもあるので、雨天時の対応などについて事前に確認しておくとよいでしょう。
結婚式場でのブライダルフェアに行くときのポイント
ここでは、結婚式場で行われるブライダルフェアに参加するときに注意したいポイントについて紹介していきます。
即日成約しない
ブライダルフェアに参加するときの1つ目の注意点として、即日成約しないということが挙げられます。ブライダルフェアはただ参加するだけでも特典がもらえますが、即日成約することで、さらに豪華な特典を受けることができます。
しかし、契約した後でほかの会場に変えるような場合などではキャンセル料が発生してしまうのです。一般的に、1日見学しただけではスタッフの対応の良し悪しなどを判断するのは難しいでしょう。
実情としては、ゲストの人数が増えた場合などにフェアで前もって提示された金額よりも見積額が大幅に増えるというケースが非常に多いのです。
また、1つの会場を見ただけで決めてしまうよりも、ほかの会場と比較して決めたほうがより納得して契約を交わすことができるでしょう。
但し、例外として会場を既に決めているという場合や、見学した会場が人気の高いところだった場合などは即日成約したほうがよいこともあります。
空き状況は後日にまた確認する
2つ目の注意点として、フェアで聞いた空き状況が正確ではないこともあるということが挙げられます。フェアで行われる案内では、即日成約してもらうために営業トークをしているケースも多いということです。
希望している月ではこの日しか空いていない、というようなことを案内で言われた場合は、即日成約は避けるようにしましょう。そして、後日相談カウンターなどで空き状況の確認をしてもらうのが賢明です。
というのは、契約に踏み切れない様子を見かねて、いくつか日程を絞り込ませにきているという可能性もあるからです。
仮予約のサービスを活用する
ブライダルフェアに参加するときの3つ目のポイントは、仮予約のサービスを活用するということです。会場によっては、本契約を交わす前に一定の期間を定めて仮予約を行えるところがあります。
多くの場合、仮予約は無料で行うことができてキャンセル料もかかりません。但し、仮予約金を支払うというケースやキャンセル料が発生するケースもあるため、事前に確認しておくようにしましょう。
また、キャンセル待ちの人がいるほどの人気会場では仮予約ができないこともあります。そして、会場のスタッフから仮予約をするように強く勧誘されたときなどは、後からしつこく営業を受けることがあるため注意が必要です。
婚式場の空き状況を確認するにはどうしたらいい?
次に、結婚式場の空き状況を確認するためにはいくつかの方法がありますが、ここでは4つの方法を紹介します。
友人や家族に確認してもらう
まず、1つ目の方法として友人や家族に空き状況を確認してもらうというものがあります。ブライダルフェアで聞いた空き状況が本当なのかどうか確かめたいという場合は、友人や家族などに協力を頼んで会場に確認してもらうとよいでしょう。
というのは、式の日程の希望条件を把握していない匿名の相手に対しては、会場側が正しい空き状況を伝えてくれる場合もあるためです。
1年半先の日程を確認する
2つ目の方法は、1年半先の日程を確認するということです。多くの式場では1年半前頃から挙式の予約を受け付けています。また、多くの人は1年ほど前から式場探しを始めて予約をしていきます。
そのため、希望の日程が既に決まっている場合は一足先んじて1年半前から予約するのが賢明だといえるのです。1年半先の日程ということであれば、たとえ人気の会場だったとしてもまだ空いていることが多いでしょう。
平日の空き状況を確認する
3つ目の方法として、平日の空き状況を確認してみるというのもおすすめです。
結婚式はゲストが来場しやすい土日に催されることが多いのですが、おふたりの記念日など、特別な理由さえあれば平日に開催するという方法もあるでしょう。
平日は休日に比べて料金が割引されることも多いので、特に費用を抑えたいというような場合にはまず平日を検討してみてください。
式場が都市部や観光地にある場合、休日は混雑してゲストに負担をかけてしまうこともあります。但し、平日に式を開催するときは、土日が休みのゲストが余裕を持って式に参加できるように月曜や金曜などの休日前後の平日を選ぶのがよいでしょう。
大安を避けた日程を確認する
3つ目の方法と似ていますが、4つ目は大安を避けた日程を確認するという方法です。結婚式というとどうしても縁起を気にしてしまいがちですが、親族に確認してみたら特に気にする必要はなかった、というようなケースもあります。
縁起を担ぐかどうかで迷ったら、大安に開催した場合の金額とそれ以外の日程で開催したときの金額の差を確認してみるとよいでしょう。大安開催の日程にはない割引特典を付けることができれば、費用を安く抑えて式を挙げることができます。
結婚式場の希望日程を押さえるコツ
式場の空き状況を確認する方法を押さえたら、次は結婚式場の希望日程を押さえるコツを3つ紹介していきます。
ナイトウェディングなど時間帯を変える
希望している会場でなかなかよい日程の空きが見つからないという場合は、ナイトウェディングなどで挙式の時間帯を変えてみるという方法もあります。
次第に認知度が高まってきているナイトウェディングでは、暗闇を活かしてキャンドルなどで幻想的な雰囲気を演出することができます。
また、ナイトウェディングであれば平日でも参加できるゲストが多くなるというのもメリットの1つでしょう。さらに、割引特典で浮いた費用を使って挙式後に高級ホテルに泊まるなどの体験ができることもあります。
但し、帰宅に時間がかかる遠方からのゲストが参加する場合は対策を考えておく必要があるでしょう。そして、式が終わる時間が遅いので二次会の開催が難しいというデメリットもあります。
希望条件を絞る
次に、希望日程を押さえるためには希望条件を絞るということも重要なポイントです。
大安や土曜日、ハイシーズン、午前開始といった人気の日程では、1年先であっても空きがないことがあります。その場合、希望条件すべてを満たす日程を探すよりも、優先順位をつけて希望条件を絞ったほうが確実に日程を押さえることができるでしょう。
例えば、何よりも縁起を気にするのであれば大安の平日にする、多くのゲストに参加してほしいなら大安ではない土曜日にするといったようなことです。
「これだけは絶対に譲れない」という条件だけを優先させて日程を検討することで、妥協点を見出して日程を押さえられるはずです。
早めに予約する
希望日程を押さえるうえで何よりも重要となるポイントが、とにかく早めに予約するということです。確かに、式場によっては直近割などの割引プランを設けているところもあります。
しかし、たまたま希望日程が空いていない限り、直近割を利用して好条件で式を挙げるのは難しいでしょう。希望する条件がいくつもあり、そのどれも絶対に譲れないという人は、早めに予約をするのが何よりの方法です。
多くの式場では予約を1年半前から受け付けていますが、ブライダルサロンなどを通すことで、さらに先の日程を押さえることができる場合もあります。
楽婚で結婚式場の空き状況を確認しよう
式場の空き状況を確認したいときは「楽婚」を利用するのが便利です。楽婚では、式場探しから空き状況の確認まで行うことができ、式場は全国500会場の一流会場から選ぶことが可能です。
また、楽婚のネットサイトを利用すれば、気になる会場の情報を素早く手に入れることができます。
さらに、楽婚のブライダル相談サロンは全国に店舗を展開しているため、気軽にスタッフと顔を合わせて相談できるのです。楽婚が提供しているプランを利用することで人気会場でも格安で挙式できることもあるので、1度利用してみる価値はあるでしょう。
結婚式場の空き状況の確認は早めに!希望日程を押さえよう
結婚式場を希望日程で押さえるためには、空き状況を早めに確認して予約しておくことが重要です。希望日程が空いていない場合でも、ナイトウェディングにするなどの工夫によってうまく都合をつけられることもあります。
結婚式場探しの際は、今回紹介したコツやポイントを実践して、希望通りの日程で式を挙げましょう。