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結婚式での受付やスピーチにお礼は必要?相場や渡し方のマナー

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結婚式では、友人や同僚などに受付やスピーチをお願いすることが多いものです。そのようなゲストに対してお礼をする場合、「いくらぐらい渡すべきなのか」「いつどうやって渡せばいいのか」など迷ってしまう人は多いかもしれません。そこで、今回は受付やスピーチのお礼の相場、失礼にならないお礼の渡し方などを紹介します。すばらしい結婚式になるように、準備を進めていきましょう。

 

結婚式でお礼をしたほうがいい相手とは?


結婚式は、ご新郎ご新婦が華やかに祝福を受ける場ですが、同時に結婚したことを親族や上司、お世話になった人、友人などに報告する場でもあります。
そして、結婚式はさまざまな人の好意や尽力によって成り立っていますから、このような人にお礼をするのがマナーです。
むずかしいのは「御車代」「御礼」「お心付」などのように、お礼の仕方がいろいろであることですよね。まずは、どのような相手にお礼をしたほうがいいのかリストアップしておきましょう。
受付やスピーチ、余興をしてくれた人に対しては「御礼」という形で現金や品物を贈ります。ご新郎ご新婦のために、時間と労力をさいてくれたことに対する感謝の意味が込められているのが、この「御礼」です。
受付やスピーチ、余興は、友人や同僚にお願いすることが多く、ご新郎ご新婦との関係によっては堅苦しいお礼が不要ということもあるでしょう。
あるアンケートによると、お礼をした人は全体の7割程度です。但し、スピーチの場合は原稿を書くなど入念に準備をしていただいていることもありますし、余興においても衣裳や道具などの費用がかかっているかもしれません。ゲストの皆様の負担に感謝してお礼をすることは大切です。
主賓、乾杯の発声をお願いした人、遠方から来るゲストの皆様には「御車代」という形でお礼を渡します。
主賓は、ゲストの皆様のなかで筆頭に挙げられる人であり、披露宴冒頭の祝辞をお願いします。
乾杯の発声をお願いする人は、主賓とほぼ同格の人であることが一般的です。また、遠方から来る人は交通費や宿泊費が多額になるため御車代を出します。
海外から来る場合などは高額になることがあるため、時間に余裕を持って準備を進めておくことがおすすめです。御車代として全額を出すのか、それとも半額程度を出すかなどを、相手や親御様と相談して決めておきましょう。
また、「お心付」という形でお礼を渡すのは、介添人、フォトグラファー、ヘアメイク、運転手、司会者、ウェディングプロデューサー、結婚式場のスタッフなどです。
お心付の場合は、ご新郎ご新婦の友人や知人として手伝ってもらう場合や、仕事としてサポートしてもらう場合など、いろいろなケースがあります。
また、結婚式場のスタッフなどは、全員の人数を事前に把握しておくのがむずかしいこともあるため、お心付を入れたマチ袋を余分に用意しておくと安心です。
結婚式場によっては、スタッフのお礼代に当たるお金が結婚式の費用に組み込まれていることもあります。どのような慣例になっているのか、事前に結婚式のプロデューサーなどに聞いておくのがよい方法です。
お心付が不要な結婚式場の場合、自分で個別に依頼したフォトグラファーやヘアメイクに対してだけ、お心付でお礼をするのが一般的です。

 

受付やスピーチのお礼の相場はどれくらい?


受付のお礼の相場は、1人に対し3000〜5000円程度です。但し、結婚の縁起をかついで奇数を選ぶのが望ましいといわれています。
受付のお礼の場合、ご新郎ご新婦が直接お礼を渡すのではなく、親御様が支払うことが一般的といえます。スピーチや余興のお礼も、同じく3000〜5000円程度が一般的です。このお礼はご新郎ご新婦が直接渡しましょう。
金額に幅があるのが、スピーチや余興などのお礼です。友人として簡単なスピーチをお願いした人には、ハネムーンのお土産を奮発するぐらいで十分と考える人も多いですし、フラワーシャワー用の花かごを運ぶお手伝いをしてくれた子どもなどには現金ではなく、図書券などをあげることもよくあります。
しかし、凝ったブーケやウェルカムボードなど、式で使うものを作ってくれた友人、知人や、プロ並みの演奏を披露してくれた人などには、しっかりお礼をしたいところ。
そのため、3000円~2万円と幅が多いのが特徴で、ご新郎ご新婦が柔軟に相談し合って決める必要があります。

 

失礼にならないお礼の渡し方のマナー


受付の人やスピーチ、余興をしてくれた人に対しては、失礼のないようにお礼を渡したいものです。受付はご新郎とご新婦側から1~2名ずつ出すのが一般的なので、それぞれの親御様が式の始まる前にお礼として渡すのがマナーといえます。
受付は、大切な結婚式(披露宴)の顔でもあり、ご祝儀を一時的に預かるという重大な役目です。そのため、ほかのゲストの皆さまが来るよりかなり前の時間から待機しており、渡す時間も余裕があります。
スピーチや余興をする人の場合は、結婚式当日にお礼を渡すことにあまりこだわる必要はありません。なぜならこのようなゲストの皆さまは、普段から親交の深い相手が多いでしょうから、結婚式(披露宴)の後に渡しやすいからです。
一般的な相場に基づいて現金を渡してもいいですが、相手が喜びそうな品物を渡したほうが気持ちが伝わることもあります。ご新郎ご新婦との間柄によっては、このほうが気を使わなくてよいケースも多いのです。
また、結婚式当日にあまり話をする時間がないこともよくあり、その後も会う機会が取れずに失礼になってしまうケースもあります。直接お礼を渡せたにしても、短い時間でお礼を渡すだけでは申しわけなく感じてしまうご新郎ご新婦も多くいるのです。
このようなことが予想される際は、お礼とともに添えるメッセージカードを準備しておくと気持ちを伝えやすくなります。

 

時間がなくて渡せない!そんなときには?


結婚式は、ご新郎ご新婦にとって何かと慌ただしいものです。ご新郎ご新婦が直接、結婚式当日にお礼を渡したい場合には、タイミングを逃してしまうこともあるでしょう。
受付をしてくれた人に対しては、あいさつまわりのときに親御様からお礼を渡すか、披露宴の途中に渡してもらうのがご新郎ご新婦に負担のかからない方法です。
直接渡すタイミングを逸してしまったときは、後から渡してもマナー違反にはならないため、結婚式当日に無理に渡す必要はありません。
どうしてもきちんと渡しておきたいときは、結婚式のプロデューサーにお願いしておき、タイミングを見て式前に自分たちのところに呼んでもらうという方法もあります。
スピーチや余興の人の場合も、結婚式当日に無理して渡す必要はありません。いいタイミングがあったら渡そうと準備しておく人も少なくありませんが、ご新郎ご新婦は常に注目を集めるため、実際にはなかなかむずかしいでしょう。
ほかのゲストの皆さまの目に付かずにさりげなく渡したいと思うため、余計にタイミングがむずかしいといえます。しかし、できるだけ自分たちで渡したほうがよいのは間違いありません。
結婚式の後、やや余裕が出てくるお見送りのときなど渡せそうなタイミングを探し、どうしても無理な場合は兄弟や親族に依頼して代わりに渡してもらうなど事前に計画しておきましょう。
お礼を渡し忘れてしまった相手が遠方から来たゲストであり、あらためて直接渡しに行くのが大変だったなどの体験談もあります。
また、スピーチや余興をしてもらう人の場合に気を付けたいのは、事前に渡すことによって相手に無用のプレッシャーをかけてしまうことです。
ご新郎ご新婦と親しい関係の人が多いでしょうから、後日、落ち着いた時期にあらためて会ってお礼を渡すというのもよい方法です。

 

困ったときにはスタッフに相談してみよう


結婚式ではお礼を渡すゲストの皆様が多くいるため、何かと気を使ってしまうものですよね。事前にお礼をしたい人をリストアップしておき、渡す準備をしておきましょう。
結婚式当日や準備期間は何かと時間がなく慌ただしいため、お礼の金額や渡すタイミングで困ったときには、ウェディングプロデューサーや結婚式場のスタッフに相談してみましょう。
また、お心付については絶対必要ではなく、あくまでおふたりのご判断によるところが多いものです。判断に困った場合は気軽に相談してみましょう。