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依頼するマナーとお礼の相場は?結婚式の友人代表スピーチ

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結婚式を挙げるときは、式のプログラムに応じてさまざまな決めごとをしていく必要があります。なかでも、友人代表のスピーチを誰に依頼するかは、なかなかすぐには決められないものです。「話すのが苦手な人でも頼んでいいものなのか」「断られたらどうしよう」といった悩みを持つ人も多いのではないでしょうか。ここでは、スピーチを依頼するときのマナーや人選のポイント、お礼の仕方や相場などについて解説していきます。

 

友人代表スピーチはどんな人にすべき?


結婚式のスピーチをしてもらう人は、列席者であれば誰でもいいというわけではありません。基本的には「自分のことをよく知っている友人」に依頼します。「知り合った時期」「共通の思い出の数」「定期的に連絡をとっているかどうか」などを基準に考えていきます。

一般的には、幼なじみや学生時代のクラスメート、一緒に切磋琢磨した部活の仲間、共通の趣味を持つ友人といった人選がおすすめです。また、自分自身が「この人から依頼されたら結婚式のスピーチを引き受けるだろうな」と思える友人に依頼するのもいいでしょう。

さらに、過去に友人からの依頼で結婚式のスピーチを引き受けた経験があるならば、そのときの依頼者にお願いするという方法もあります。お互いの結婚式でスピーチをすれば、友情も深まるに違いありません。

「高校時代の仲良しグループの誰かに頼みたいけれど、ひとりに絞れない」という場合は、複数人に依頼するという方法もあります。「ひとりではプレッシャーがあるけれど複数人でなら気が楽」という理由で、スピーチする側に引き受けてもらいやすくなるというのもメリットです。

複数人にお願いする場合は、スピーチをする人たちの間でも打ち合わせが必要になってきます。「リーダーシップをとってまとめてくれそうな人がいるのか」「互いに連絡を取れる状況か」も見きわめておきましょう。

スピーチの人選は、友人や学生時代の同級生が一般的ですが、会社の先輩や同僚という場合もあります。さらに、「性格的に人前に立つのが苦にならない人」「人前で話すことが好きな人」を選ぶことも重要です。

話すのが苦手だったり、人前に立つと極度に緊張してしまったりする友人に頼むと、大きなプレッシャーになりかねません。本人のためにも避けてあげましょう。

そのほか、自身の結婚式を間近に控えた人や、妊娠中の人も避けたほうが無難です。自身の結婚式を控えている人は、その準備で何かと忙しいことが多く、スピーチの準備が負担となってしまうことが考えられます。

また、妊娠中の人だと体調の問題はもちろんのこと、精神的な余裕がないこともあります。基本的には、スピーチを依頼することが負担になりにくい人にお願いするのがいいでしょう。

 

依頼は早めに!直接お願いするのがマナー


結婚式を挙げることが決まったら、スピーチをお願いする人も早めに決めましょう。決定した時点で、準備期間が必要なことを考慮し、先方の都合も配慮しつつできるだけ早めに依頼します。
依頼する際は、電話やメールで済ますのではなく直接顔をあわせてお願いすることが大切です。電話やメールでさらっと伝えてしまうと、依頼する側の気持ちが伝わりづらく、軽くとられて断られてしまうことも考えられます。
直接顔をあわせる場を設け、「こういう理由であなたにスピーチをお願いしたい」という説明をして依頼します。
依頼される側としても、面と向かってお願いされると断りづらくなるものです。もちろん、無理強いはいけませんが、大切なのは「どうしてもあなたにお願いしたい」「あなたしかいない」という気持ちが伝わるかどうかです。
思いをしっかりと伝えることで、依頼される側も「友人の晴れの日のために一肌脱ごう」という気持ちになってくれるのではないでしょうか。「友人代表として選んでくれるなんてうれしい」と、ポジティブにとらえてくれる相手ならばいうことなしです。
引き受けてもらえたら、まずはその場でしっかりとお礼を感謝の気持ちを伝えましょう。
スピーチする側の負担を軽くするためには、予定している所要時間などをあらかじめ伝えておくのが大切です。そのほか、「式のどのタイミングでスピーチが入るのか」「ほかにスピーチするゲストはどんな人か」といったことも伝えておきます。
依頼する段階では細かいことが決まっていないでしょうから、式場のプロデューサーや相手側と打ち合わせを進めつつ、詳細が決定しだい伝えていくようにします。依頼しっぱなしにならないよう、気をつけましょう。
また、共通の思い出でスピーチに盛り込んでほしくないことがあれば、それもあわせて伝えるようにします。さらに、事前にスピーチの内容が知りたければ、原稿が完成した時点で伝えてもらえるようお願いしておきます。

 

お礼も忘れずに!金額はいくらが相場?


友人代表としてスピーチを依頼した人へのお礼は、忘れてはいけないものです。
引き受けてくれたらその場で「ありがとう、うれしい」と感謝を伝えるのはもちろんのこと、「ある程度の金額を包む」「お礼の品物を贈る」など、家庭を持つ大人としてふさわしい形でお礼をします。
現金を渡す場合は、3000~5000円が金額の相場です。お札を裸で手渡すのは避け、「お礼」などの表書きをしたポチ袋に入れて渡しましょう。渡すタイミングは、披露宴終了後もしくは後日改めてというのが一般的です。
スピーチは、基本的に親しい友人に依頼することですので、現金ではなく相手が好む品物を贈ってもかまいません。その場合の金額は、現金を渡すときと同様に3000~5000円を目安にします。
本好きな友人であれば図書カード、映画好きの友人であれば映画の鑑賞チケットなど、ギフトカードやプリペイドカードを活用するのもいいでしょう。カード類はかさばりませんし、贈答用のパッケージなどを活用すれば、お礼の気持ちがより伝わります。
反対に、お酒のセットといった重いものやかさばるものを贈りたいときは、後日改めて渡したほうがいいでしょう。
そのほか、「新婚旅行先で少し豪華なおみやげを買う」といった方法もあります。ものを渡すのではなく、お礼として食事に招待するのもおすすめです。
「豪華なランチを楽しむ」「ホテルのアフタヌーンティーに行く」など、少し特別感のある計画を立てれば、お礼の気持ちがしっかりと伝わるはずです。
新居に招待し、手作り料理でおもてなしをしたうえでちょっとしたギフトを手渡すなど、食事と品物を組み合わせるのもいい方法ではないでしょうか。仲良しグループなど複数人にスピーチを依頼した場合は、それぞれにお礼を渡します。
その際は差をつけないように気を配りましょう。全員を食事に招待して、おしゃべりに花を咲かせながらおいしいものをごちそうするというのもひとつの方法です。

 

司会者との打ち合わせも大切なポイント


友人代表のスピーチは、笑いが起きたり泣けるエピソードが披露されたりと、披露宴に欠かせないもののひとつです。役目を引き受け、原稿を用意してすてきなスピーチをしてくれた友人への感謝は忘れないようにしましょう。
また、スピーチをしてくれる友人との打ち合わせはもちろんのこと、披露宴の司会者との打ち合わせも重要です。
司会者は、スピーチの前に友人のプロフィールを紹介したり、スピーチをする人にゲストの視線を集めたりという役割も担っています。そのときの紹介内容に、人前でふれてほしくないことが入ってしまわないよう、事前に本人に確認するなどして配慮することが大切です。
人前でスピーチをするのは、多かれ少なかれどんな人でも緊張するものです。それが友人の結婚式という晴れの場であれば、なおさらのことでしょう。
依頼する側も早めにお願いをして十分な準備期間を設け、連絡を密にするなど、気配りを忘れずに行動することが大切になってきます。