結婚式は、新郎新婦にとって人生の節目となる一大イベントです。招待されたゲストも、新郎新婦の門出を心から祝福できるよう、結婚式に必要な持ち物を事前に準備していることでしょう。
とは言え、当日にうっかり忘れてしまうことは誰にでもあるもの。どんなに気をつけていても、結婚式の持ち物で一番大切な「ご祝儀」を忘れてしまう可能性も十分考えられます。
そこで今回は、結婚式当日にご祝儀を忘れた場合の対処法をご紹介いたします。
結婚式に肝心なご祝儀を忘れた!緊急事態に慌てないための対処法
早朝から着替えやヘアセットなど、結婚式当日はゲストも朝から準備があるため、結婚式に欠かせない「ご祝儀」を忘れてしまうこともあるかもしれません。もし、自宅を出てからご祝儀を忘れたことに気づいたとしても、焦らず冷静に対処するのがベスト。ご祝儀を忘れた場合の対処法を身につけておけば、いざという時に慌てず対応できますよ。
ご祝儀を忘れた場合の対処法!まずはご祝儀袋を購入
ご祝儀袋はコンビニやスーパー、100円ショップなどで購入できるほか、結婚式会場の売店でも販売しているケースもあります。文房具店などで扱っているご祝儀袋に比べると、取り扱いの種類が少ないかもしれませんが、大切なのは包む金額と見合ったタイプを選ぶことです。筆ペンもしくは太字のペンも一緒に購入し、ご祝儀として包む金額、自分の名前・住所をていねいに記入しましょう。
ご祝儀を忘れた場合の対処法!可能なら新札も用意する
ご祝儀袋が準備できたら、次はお祝い金を用意します。ご祝儀の新札には、「二人の結婚を心待ちにしていた」「二人の門出をお祝いする」といった意味が込められています。シワの多いお札や破れたお札は失礼にあたるため、避けた方がよいでしょう。
銀行・郵便局の窓口や両替機などで新札に交換するのが確実な方法ですが、一般的な銀行の営業時間は平日9時~15時。土日・祝日はお休みなので注意が必要です。結婚式会場へ向かう途中に立ち寄れそうな銀行・郵便局をインターネットで確認してみるといいかもしれませんね。
また、結婚式会場によっては新札への両替に対応しているところもあります。銀行・郵便局などで新札に両替できなかったときは、会場のフロントに相談してみてはいかがでしょうか。
ご祝儀を用意できないときは、謝罪とともに後日改めて渡す
結婚式のご祝儀を忘れた場合、これまでお伝えしたようにまずはご祝儀袋や新札・お札の手配を進めます。しかし、「金融機関に立ち寄る時間がない」「キャッシュカードを持参していない」など、現金を引き出せない場合もあることでしょう。
そうした場合は、結婚式の受付での記帳時に「お祝いは後日お渡しさせていただきます」と伝えるようにします。結婚式終了後はできるだけ早く、ご祝儀を渡せなかったことを新郎新婦に謝罪してください。
謝罪の言葉を添えて渡すのが礼儀なので、ご祝儀は手渡しが望ましいです。しかし、お互いに忙しくてなかなか会えない時は現金書留で送っても問題ありません。ご祝儀を忘れたことに対する謝罪文を添えると、相手に誠意が伝わりやすくなるでしょう。
ご祝儀用の現金はあるけど、新札が入手できない場合は?
結婚式ではご祝儀袋に新札を包み、心からの祝福を伝えます。ご祝儀を忘れた際に、現金は用意できても、新札が手に入らない場合もあることでしょう。結婚式は土日や祝日に開催されるケースが多いため、新札の入手が困難になる可能性もあります。
現金はあるものの、新札が用意できなかった場合は、手持ちのお札のなかから綺麗なものを選び、当日にご祝儀を渡すようにしましょう。
知っていると役に立つ!ご祝儀を忘れた場合に避けるべきNGマナー
身だしなみを整え、準備万端で出発しても、結婚式会場に向かう途中でご祝儀を忘れてしまうことがあるかもしれません。できる限りおめでたい席でのアクシデントは避けたいですが、いざというときこそ慌てずスマートな行動が求められます。
ここでは、ご祝儀を忘れた場合に避けるべきNGマナーをご紹介いたします。
ご祝儀を忘れたことを新郎新婦に伝えない
ご祝儀を忘れたことによって焦りが生まれてしまいますが、新郎新婦に伝えるのはマナー違反。新郎新婦はもちろん、周囲にも迷惑をかけてしまいます。結婚式の雰囲気を壊さないよう、結婚式終了後にご祝儀を忘れたことを謝罪しましょう。
現金をむき出しのまま渡さない
むき出しのお金をそのまま手渡しするのはマナーに反します。新郎新婦に気持ち良く受け取ってもらうためにも、ご祝儀袋に入れた状態で渡すようにしましょう。
結婚式にご祝儀を忘れても、焦らず落ち着いて対処しよう!
友人や親族など、大切な人の結婚式当日。万全の状態で臨みたいけれど、いつもと違う状況のために忘れ物をしてしまうかもしれません。結婚式で忘れてはならないご祝儀を自宅に置き忘れたことに気づいても、感情的にならず落ち着いて対処しましょう。
ご祝儀を忘れた場合にできる対処法は以下のとおりです。
- ご祝儀袋と筆ペンまたは太字のペンを準備する
- お札を用意する(新札が難しい場合は、できるだけ折り目の少ないお札)
- 受付に「ご祝儀は後日お渡しします」と伝える
一番大切なのは、新郎新婦を心から祝福し結婚式を楽しむことです。ご祝儀を忘れた場合の対処法とNGマナーを知っておけば、アクシデントがあっても冷静に対応できます。結婚式のゲストとして出席する際は、ぜひ今回の記事を参考に準備を整えてくださいね。