結婚式を迎えるにあたり、「この内容で本当に良いのだろうか」「後悔しないだろうか」と不安を抱える方も多いのではないでしょうか。一生に一度の晴れ舞台ですので、つつがなく終えたいと考えるのは当たり前のことです。
結婚式で後悔しないためには、費用やスケジュールなどを熟考することが大切。この記事では、先輩カップルが費用を削って後悔したケースや、気をつけるべきポイントについてご紹介します。結婚式を後悔せずに終えるためにも、ぜひ参考にしてくださいね。
結婚式で費用を削って後悔した項目は?
結婚式はできれば予算内に抑えるべく、予算を削ることに意識が向きがちです。しかし実際に結婚式を終えてみると、「あそこはもっとお金をかけて良かった」と感じることも少なくないようです。どこにお金をかけるべきかよく考えて、臨機応変にお金を使うことを心がけることが大切です。
結婚式の費用に関しては、費用をかけ過ぎて後悔したパターンと、逆に節約しすぎて後悔したパターンがあります。費用をかけ過ぎたパターンでは、式のグレードを上げたものの、ご祝儀との採算が合わずに、自己負担が多くなって後悔したというケースが良くあります。
一方、節約しすぎたパターンではどのような例があるのでしょうか。先輩カップルたちは何のお金を削って後悔したのか、実際の事例を見ていきましょう。
【結婚式で費用を削って後悔!】お色直し
近年ではお色直しを省略した披露宴を選ぶカップルが増えています。着付け代金やヘアメイク料金なども必要になるため、お色直しをしなければかなりのコストカットにもなるでしょう。
しかしお色直しをしなかったことを、後悔したという先輩カップルも少なくありません。実際のところ、結婚式が終わった後にゲストから「お色直しを楽しみにしていた」という声が出たり、「やっぱりお色直しをしたかった」と感じたりするケースがあるようです。
シンプルに「節約したい」という意図だけでお色直しをやめてしまうと、後悔の元になる可能性があります。お色直しをしない明確な理由があれば別ですが、節約するかどうかは、まず自分の気持ちと予算を比較し、じっくり考えてから検討するようにしましょう。
【結婚式で費用を削って後悔!】衣裳のランクアップ
結婚式の衣裳代は、結婚式場のプラン内に入っているケースが多く見られます。しかしプラン内の衣裳が、必ずしも気に入るとは限りません。かといって、プラン外の衣装はオプション料金がかかったり、外部からの持ち込みに持ち込み料金がかかったりと、衣装のランクアップを躊躇してしまうカップルは少なくありません。
しかし妥協した衣装で結婚式を迎えた結果、結婚式後に写真を見て「やっぱり衣装のランクアップをしておけば良かった」と後悔する場合もあるようです。
結婚式では、本当に気に入った衣装に出会うこと自体が珍しいかもしれません。それだけに、もし心から着てみたいというドレスを見つけたら、「本当に妥協して良いのかどうか」「オプション料金を払ってランクアップするべきかどうか」を考え、納得のできる形で結婚式を迎えるようにしましょう。
【結婚式で費用を削って後悔!】ヘアメイクリハーサル
とくに花嫁に関係する後悔ポイントが、ヘアメイクリハーサル。ヘアメイクにそこまでこだわりのない人は、事前のヘアメイクリハーサルを省略するということもあります。ヘアメイクリハーサルは結婚式のプランに含まれることが多いですが、別料金がかかる場合もあるので、省略することで費用の節約はできるでしょう。
ただ、事前のリハーサルをせずに当日ヘアメイクをすると、イメージとは異なる仕上がりになってしまうことも珍しくありません。さらに結婚式のヘアメイクは、写真映えを意識して普段より派手になる場合が多いのも特徴です。当日は時間的な余裕がなく、やり直しもできないため、想像とは違う仕上がりのまま本番に臨まなければなりません。
こうした事情からヘアメイクリハーサルをしなかった花嫁が、結婚式当日に後悔してしまうケースは多く見られます。節約も大切ですが、当日をより美しく迎えるために、一度は必ずヘアリハーサルをすることをおすすめします。
【結婚式で費用を削って後悔!】ビデオ撮影の依頼
結婚式のビデオ撮影は、プロに依頼すると高額になるため、そもそも撮影を頼まない人も少なくありません。しかし、結婚式や披露宴のシーンにおいて、写真だけでは収まらないシーンがある場合も。そうした場合、なぜビデオ撮影をしなかったのかと後悔してしまいます。
たとえば、上司が感動的なスピーチをしてくれた、友達が余興でとても完成度の高いダンスを披露してくれた、新郎謝辞でサプライズプロポーズをしてもらったなどの内容は、写真はもちろんですが、映像として残しておきたいものも少なくありません。
結婚式は何度も見返すものではないかもしれませんが、一生に一度のハレの日でもあります。親族や友人たちが一堂に会するとても貴重な機会です。かけがえのない瞬間がたくさんありますから、後悔しないためにもしっかり映像に残すことも検討してみてはいかがでしょうか。
【結婚式で費用を削って後悔!】外部からの「持ち込み料」
着たい衣装が式場プラン内になかったり、前からお願いしたいと思っていたカメラマンやヘアメイク、司会者などがいるような場合、外部から「持ち込み」をするというケースも考えられます。このように結婚式場のプランになかったり、結婚式場で提携していないものを外部から持ち込む場合、別途料金が発生することが一般的です。
式場や内容によっては高額の持ち込み料が発生することもあるため、それがネックとなって希望を断念して後悔するというケースも良く見られます。持ち込みに関して後悔しないためには、まず式場を決める段階で持ち込みできるかどうか、持ち込み料はいくらかかるかなどをきちんと確認することが大切です。
またどうしても料金が高くて持ち込みをあきらめる際も、後になって悔やまないよう、納得ができるまで考えるようにしましょう。
結婚式で後悔しないために!スケジュールなど気をつけたいポイントをチェック!
結婚式で後悔しないためには、どんなポイントに気をつければ良いのでしょうか。せっかくの晴れ舞台を台無しにしないためにも、気をつけるべきポイントをしっかり理解しておくことが大切。ここからは、スケジュールなど気をつけたいポイントについて見ていきましょう。
【結婚式で後悔しないために!】スケジュールを考えたうえで行動する
まずは、結婚式までのスケジュールを考えたうえで行動することが大切です。結婚式の準備は想像以上にハードスケジュール。前項の節約に関する点についても、「節約するかしないか」を考える必要がありますが、実は考える時間はそれほど多く取れません。
結婚式の1週間前までに何を決めて、1ヶ月前までに何を用意して……と、必要な期間を逆算していくと、「この内容を決断するまでに考える時間が1日しかない」といったケースもあります。また、「あれを外部に手配したい、これは手作りしたい」などこだわりを詰め込むほど、スケジュールが厳しくなってきます。
結婚が決まり、結婚式の日取りを決めた時点では、「まだ数ヶ月ある」と先が長く感じますが、「もうカウントダウンが始まっている」と考えてスケジュールを立て、少しでも余裕を持って動けるようにしましょう。
【結婚式で後悔しないために!】節約ばかりではなく、思い出に残る結婚式を考える
結婚式は大切な晴れ舞台。誰もが理想の結婚式を挙げたいと夢見ます。しかし結婚式の後には、現実の生活が待っています。結婚式にお金をかけすぎて、新生活を圧迫することになってしまうのは避けたいものです。
とはいえ結婚式においては、節約することが必ずしも正しいとは限りません。節約しすぎた結果、せっかくの結婚式が後悔ばかりになってしまったら嫌ですよね。後で思い返したとき、やはり結婚式は良い思い出にしたいものです。それだけに、節約することばかりにこだわるのではなく、思い出に残る結婚式にすることも大切です。
【結婚式で後悔しないために!】手作りしすぎない
結婚式の小道具や装飾を、手作りするケースは多く見られます。自分のこだわりの結婚式ができるほか、費用の節約につながる可能性もあります。また手作りという過程そのものが思い出にも残るため、結婚式のアイテムをなるべく手作りしたいと考える人もいるでしょう。
もちろん手作りが好きで、納得のいくアイテムを楽しく作れるなら、それに越したことはありません。しかし苦手なのにもかかわらず、無理をして手作りすれば、アイテムのクオリティが落ちるばかりか、結婚式の準備も大変なものになってしまいます。
前述しましたが、結婚式のスケジュールはハードです。手作りのアイテムをいつまでに用意し、結婚式場に持ち込む必要があるのかを逆算して考えて作成しなければなりません。間に合わなければ、結婚式自体が台無しになってしまう可能性も。
また手作りにこだわりすぎた結果、逆に費用が高くなってしまったり、結婚式に間に合わせるために徹夜で頑張って体調を崩してしまったりすることもあります。結婚式のスケジュールや自身の技術と相談し、本当に手作りをして大丈夫なのかどうか、見極めるようにしましょう。
【結婚式で後悔しないために!】考えすぎない
結婚式の準備期間は、知らず知らずのうちに気を張っているものです。準備そのものが大変なのはもちろん、新しい生活に不安を抱いていたり、並行して進む新生活の準備に苦労したりします。
気を張っていると、つい雰囲気もピリピリしたものになりがちです。その結果、パートナーと不必要な喧嘩をしたり、友人との関係がうまくいかなくなってしまうことも多々あります。
しかし、どんなことでも考えすぎは良いことではありません。真剣にならなければいけないこともありますが、普段の生活まで考えすぎていたら身が持ちませんよね。本来の結婚式は準備もまた楽しいものです。考えすぎずに楽な気持ちで臨むように心がけましょう。
【結婚式で後悔しないために!】体調管理はしっかりと
結婚式の準備には、多くの時間と労力を要します。とりわけ、結婚式の準備が式前日の深夜まで及ぶことにでもなれば、睡眠不足や体調不良のまま式本番を迎えることなども十分に想定されます。
実際に結婚式の準備に追われた結果、寝不足で本番中に突然めまいを起こし、体調が優れない状態で結婚式を迎えることになった方も少なくありません。また、慣れない衣装で披露宴中に体調を崩してしまうというケースも。事前の体調管理をしっかりしていれば避けられた可能性もあり、「体調管理をしておくべきだった」と後悔するケースは多く見られます。
結婚式の準備はハードスケジュール。そして結婚式当日もハードスケジュールです。準備から当日のスケジュールまでをしっかり把握したうえで、体調管理を心がけましょう。
【結婚式で後悔しないために!】日取りや対策をもっとよく考える
結婚式の日取りは、縁起良い日や季節など、さまざまなことを考慮して決めることでしょう。しかし実際に結婚式当日になってみると、「しまった」と後悔してしまうケースがあります。
たとえば、真夏にガーデン挙式をした結果、自分たちもゲストも汗だくになってしまったという事例があります。いっぽう、真冬にチャペル挙式をしたは良いものの、屋外のアフターセレモニーで誰もが凍えるような思いをしたという事例も。
しかし、夏や冬の結婚式がNGというわけではありません。結婚式の日取りを決める際には、ゲストの体調や気候なども考慮に入れ、「暑ければ室内に」「アフターセレモニーを中止する」など状況に応じた対策をしっかり考えると良いでしょう。もちろん、こうした臨機応変な対応ができるかどうか、結婚式場側にも確認してくださいね。
費用やスケジュールを熟考して後悔のない結婚式を!
結婚式は後になってやり直しができるものではありません。だからこそ、まずはウェディングプランナーとじっくり話し合って、自分の理想の結婚式を挙げられるよう着々と準備を進めることが大切。後悔のない結婚式をするためにも、費用やスケジュールを熟考して、かけがえのない一日を迎えましょう。
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