結婚は人生の大きなイベントのひとつ。うれしい気持ちと同時に、さまざまな手続きに頭を悩ませる方も多いのではないでしょうか。
そんななか、意外と知られていないのが「入籍後に届け出るともらえるお金」の存在です。この記事では、入籍後に申請したらもらえるお金について詳しく解説いたします。結婚に関するお金の知識を深め、スムーズな新婚生活につなげましょう。
入籍後に届け出たらもらえるお金とは?
入籍後にもらえるお金とは、結婚を機に、国や自治体、勤務先などから支給される祝い金や補助金のことです。新生活の準備費用を補助し、新婚夫婦が安心して新しい生活をスタートできるように支援することを目的としています。
しかし、これらの支援金は自分で申請しないと受け取ることができません。支給条件や申請方法もそれぞれ異なるため、どのような支援が受けられるのか、事前にしっかりと確認することが大切です。
「申請手続きは面倒」と感じる方もいるかもしれませんが、これらの制度はふたりの新生活を始めるうえで大きな力となるはず。知らずに損をすることがないよう、支援制度についての情報を集め、適切な手続きをおこないましょう。
入籍前にチェック!申請すればもらえるお金の知識
結婚したばかりのカップルが受け取れる支援金には、どんな種類があるのでしょうか。ひとつずつ順番に見ていきましょう。
国が新生活を応援!「結婚新生活支援事業補助金」
新婚世帯の経済的負担を軽減するために、国が支援する制度を「結婚新生活支援事業補助金」といいます。この制度は、少子化問題の解決に向けて国と地域が力を合わせ、平成30年から始めた取り組みです。結婚後に新生活をスタートさせる際、申請することで1世帯あたり最大60万円の補助が受けられます。
受給には、以下の条件を満たす必要があります。
- 結婚新生活支援事業を実施している自治体に居住していること
- 婚姻届を提出した時点で、夫婦双方の年齢が39歳以下であること
- 世帯所得が400万円未満であること
- 各自治体が定める期間内に婚姻届が受理されていること
補助金の対象となる費用は、住宅購入費や新居を借りる際の費用、新居への引っ越し費用に限定されます。結婚新生活支援事業の補助金を受け取るには、各自治体が定める期間内に結婚の手続きをおこない、結婚届受理証明書や戸籍謄本、住民票、所得証明書、そして新しい住まいの契約書などを提出する必要があります。
ただし、結婚生活支援事業の補助金申請は、各自治体によって必要な書類が異なります。申請前に、各自治体のホームページや窓口で最新の情報をご確認ください。
会社の福利厚生制度「結婚祝い金」
結婚を契機とした福利厚生の一環として、多くの会社で「結婚祝い金」を支給する制度を設けています。支給額は、会社の規模や業種、従業員の貢献度などを考慮して決定されることが一般的で、3万円~5万円が相場です。また、支給時期は会社によって異なり、結婚の報告や婚姻届の提出、挙式など、さまざまなタイミングで支給されます。
結婚祝い金を受け取るには、会社が規定する書類への記入や結婚届の提出などが必要です。結婚が決まったら人事や総務に確認し、必要書類を揃えましょう。
結婚後も安心!会社が支える経済的サポート
結婚祝い金のほか、家賃や住宅ローンの負担を軽減してくれる「住宅手当」や、家計の安定に役立つ「配偶者手当」などを支給している会社もあります。これらの手当は、業績に左右されず安定して受け取れるため、新婚世帯にとって大きなメリットとなるはず。住宅や家族に関する経済的なサポートを活用し、家族の暮らしを安定させましょう。
組合や互助会などの「結婚祝い金」も確認を!
結婚すると、加入している組合や共済、互助会からも結婚祝い金や助成金をもらえる可能性があります。これらの制度は加入している団体によって異なるため、まずは自分が加入している組合などに、結婚のお祝い金制度があるかどうか問い合わせてみましょう。
なお、これらの祝い金を受け取るためには、申請が必要な場合がほとんどです。申請期間が設けられていることも多いので、婚姻届を提出する前に、あらかじめ制度の内容を確認しておくことをおすすめします。
入籍後にもらえるお金で新生活を豊かにしよう
今回ご紹介した「入籍後に届け出るともらえるお金」は、申請をおこなうことで受け取ることができる支援制度です。「自分に当てはまるかな」と思ったら、まずはご自身の状況と照らし合わせてみましょう。対象となる制度があれば、必要な書類や申込期限をしっかりと調べ、申請手続きを進めてください。
結婚新生活事業支援補助金や会社からの祝い金など、ふたりの新しい門出を応援してくれる制度はたくさんあります。これらの制度を賢く活用し、素敵な新生活をスタートさせましょう。
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