結婚式の記念写真を撮りたくても、結婚式当日は何かと慌ただしく、希望のショットを撮ることが難しい場合があります。そこで多くのカップルが取り入れているのが「前撮り」です。
前撮りなら時間に余裕が持てるほか、楽しみながら撮影することができるほか、さらに前撮りした写真は結婚式でも使用できるといったメリットも。そこで今回は、結婚式の前撮りについて解説いたします。
結婚式の「前撮り」とは？いつ撮影するの？
結婚式では写真撮影がつきものです。式中に撮影された写真は新郎新婦の記念になるのはもちろん、来場してくれたゲストに配るなどの利用方法もあります。
しかし、結婚式はたった一度だけですので、たとえ満足できるショットを撮ってもらえなかったとしても撮影のやり直しはできません。シャッターチャンスの瞬間に「目を閉じてしまった」「笑顔ではなかった」と後悔する新郎新婦も。 そこで結婚式当日と同じ衣装を着た新郎新婦を、事前に撮影する前撮りサービスが定番人気になっています。
前撮りを行うタイミングはさまざまですが、結婚式の半年くらい前に実施するという新郎新婦も。遅くとも2ヶ月前までに撮影を済ませておくと良いでしょう。なかでも、桜や紅葉などを背景にできるため、春や秋の前撮りが人気です。
結婚式では前撮りのメリットがたくさんある！
前撮りには多くのメリットがあるため、新郎新婦からのリクエストが増えています。ここでは前撮りのメリットを見ていきましょう。
写真のクオリティは、前撮りの大切なメリット！
まず、「写真のクオリティ」は大切なメリットといえるでしょう。結婚式当日とは別の日に撮影を行うため、時間的にも精神的にも余裕があるため、良い写真が期待できます。衣装を着てポーズや表情などをじっくり整え、納得のいく仕上がりを追求できるのは前撮りならではと言えるのではないでしょうか。
前撮りの写真を結婚式当日に使えるメリット！
前撮りの写真のメリットとして忘れてはならないのが、結婚式当日に使うことができるという点です。ウェルカムボードのようにして飾ったり、当日のペーパーアイテムに使用したりと、アイディアは無限大。ただし、画像処理に時間がかかったり、アイテムの準備期間も必要になりますので、余裕を持って前撮りしておく必要があります。
前撮りは結婚式当日のリハーサルにもなるメリット！
前撮りを、結婚式の 「リハーサルの一部」として考える新郎新婦も少なくありません。前撮りで着る衣装や、ヘアメイクは結婚式当日と同じケースが多く見られます。つまり前撮りをすることで、結婚式のイメージをつかみやすくなり、本番での緊張やミスを予防できるというメリットがあるのです。
また、前撮りによってヘアメイクの確認や衣装合わせもできるので、式場スタッフと一緒に細かい打ち合わせも行えるでしょう。結婚式当日に向けて、あらかじめ疑問点や不安をクリアすることもできます。
結婚式の前撮り！スタジオとロケーション撮影の特徴は？
結婚式の前撮りで利用する場所は、主にスタジオ撮影と、ロケーション撮影があります。それぞれに明確な特徴があるため、新郎新婦は希望に合った撮影場所を選ぶように心がけましょう。
結婚式の前撮り！スタジオ撮影にはどんな特徴がある？
まず、スタジオ撮影による前撮りは、「天候に左右されない」というメリットがあります。また、日差しなども気にしなくていいため、「時間に追われずにベストショットを追求できる」のも大きな魅力でしょう。
費用も安く抑えられるケースが多く、予算が気になる新郎新婦にもおすすめです。そのかわり、スタジオ撮影では人工的で、改まった印象の写真になりやすい傾向があります。
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結婚式の前撮り！ロケーション撮影にはどんな特徴がある？
一方、屋外で撮影ができるロケーション撮影は、自然な写真になるのが特徴です。 新郎新婦の飾らない表情を引き出したいなら、ロケーション撮影が向いているでしょう。
また、ロケーション撮影では観光を兼ねることもできます。結婚式前の思い出づくりとして、撮影を利用する新郎新婦も少なくありません。撮影場所が多彩になり、見ていて楽しいアルバムを作れるのもメリットといえます。そのかわり、屋外での撮影では人目が気になるケースもあるので、心の準備をしておくと良いでしょう。
前撮りの衣装で多いのは和装？それとも洋装？
結婚式の前撮りでは、正装で挑むケースが大半です。新郎新婦は好みで和装と洋装の両方から選択することとなります。華やかなウェディングドレスはもちろんですが、色打掛や白無垢といった和装を選ぶケースも珍しくありません。
また、前撮りではリハーサルを兼ねて結婚式と同じ衣装を着るだけではなく、結婚式とは違う衣装を着るというパターンも見られます。「結婚式では洋装になったが、祖父母は和装を見たがっているから、前撮りは和装を」というように、それぞれの事情に合わせた衣装選びができるのも、前撮りの良いとことです。
基本的に前撮りの衣装は新婦が1～2着程度、新郎は1着というケースが目立ちます。もちろん、希望があれば撮影日を複数にして、多くの枚数を着ることも可能です。
結婚式の前撮り、平均的な費用相場はどれくらい？
結婚式の前撮りを行うなら、平均的な費用相場についても押さえておきましょう。基本的には結婚式を業者に依頼した時点で、前撮りが「サービスプラン」や「オプション」になっている場合が大半です。
「サービスプラン」では、結婚式全体のランクアップがほどこされる一環として、前撮りが追加されます。一方、「オプション」の場合は結婚式の内容とは別に、単体料金を払って前撮りを追加してもらう仕組みになっています。
そのため、「前撮りはいくら」と断定しにくくはなっていますが、10万円前後が相場といえるでしょう。 そのほか、撮影場所や衣装、撮影枚数により変動しやすいのが前撮り料金の特徴です。
撮影場所が遠方のロケーションになれば、スタッフの移動費などで費用もかさみます。衣装や撮影枚数が増えれば、そのぶん費用も高くなるでしょう。ただし、お得な結婚式当日とのセットプランなどで、安く抑える方法もあります。あらかじめ、プラン内容をしっかり確認しておきましょう。
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結婚式の前撮りはどこに頼む？式場とスタジオの違いは？
新郎新婦が悩みがちなのが「前撮りをどこに頼めばいいのか」という問題です。式場の提携業者に頼めば楽ではありますが、式場が提携している業者がないパターンも考えられます。ここからは、前撮りはどこに依頼するのか、式場やスタジオによるメリットや違いを紹介します。
結婚式場の提携業者に前撮りを依頼するメリット
前撮りを結婚式場の提携業者に依頼するメリットとしては、「スタジオを探す手間が省ける」点が挙げられます。また、式場の提携業者は式場の撮影スポットも熟知しています。「どのように撮影すれば新郎新婦が映えるのか」を押さえているため、高確率で写真の仕上がりに満足できるでしょう。
提携業者に結婚式当日の撮影も依頼する新郎新婦も少なくありません。なぜなら、前撮りが「結婚式のリハーサル」になるからです。「シャッターチャンスはいつなのか」「どんな表情で映ればいいのか」など、気になる新郎新婦はリハーサルの時点でコツを掴むことができます。
結婚式場での撮影を思う存分できるのも提携業者のメリット。新郎新婦からリクエストをしても、あまり時間を気にしないで提携業者とクオリティを高めていけるでしょう。
結婚式場外のスタジオに前撮りを依頼するメリット
前撮りを式場外の業者に依頼する場合にもメリットはあります。まず、「新郎新婦が信頼できる業者に依頼できる」点です。
式場の提携業者に依頼するのは労力的に楽ではあるものの、新郎新婦の好みに合った相手とは限りません。新郎新婦の要望を聞き入れてくれない業者や、技術に不安のある提携業者もあるでしょう。大切な写真撮影だけに、違和感を抱えたままのぞみたくないという新郎新婦はたくさんいます。
料金や仕上がりに納得できるまで、自分たちで業者を探せば後悔しない撮影になるでしょう。 「新郎新婦の撮影イメージに合わせられる」のも、式場外の業者に依頼するメリットです。
業者ごとにプランや特徴があるので、新郎新婦の前撮りのイメージを固めてから業者を探すと、ぴったりな相手が見つかりやすくなります。「有名な神社でロケーション撮影がしたい」「愛犬との撮影がしたい」など、細かい条件がある人は希望のスタジオがしぼられてくるでしょう。
結婚式の前撮りはメリットがたくさん！素敵な1枚を残して
結婚式の前撮りについてご紹介いたしました。結婚式当日の臨場感あふれる写真も良いですが、余裕のある前撮りで魅力的な写真を残すのもおすすめです。前撮りでしか撮れないシチュエーションや表情、衣装などもあります。
結婚式の前撮りはメリットがとても多く、実施して良かったという新郎新婦は少なくありません。結婚式の素敵な1枚を残したいなら、ぜひ前撮りを検討してみてはいかがでしょうか。
