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婚約指輪と結婚指輪の違いとは?婚約指輪・結婚指輪の基礎知識

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婚約指輪や結婚指輪は、ふたりの心をつなぐ特別な存在。どちらも結婚にまつわる指輪ですが、2つの指輪には大きな違いがあることをご存知でしょうか。

この記事では、婚約指輪と結婚指輪の違いについて解説します。それぞれの由来や購入タイミングなどもあわせて紹介するので、結婚を控えている方はぜひ参考にしてください。

 

婚約指輪は「永遠の愛を刻んだ証」


婚約指輪」は、結婚への誓いを込めて贈るジュエリーです。永遠の愛を象徴するもので、ダイヤモンドをあしらった華麗なデザインが一般的。日本では「エンゲージリング」という愛称で親しまれていますが、これは英語の発音を日本語に近づけた呼び方です。正式な英語表記は「engagement ring」であり、海外においては「エンゲージメントリング」と呼称されます。

 

婚約指輪(エンゲージリング)の歴史

婚約指輪の歴史は、古代ローマ時代までさかのぼります。当初は「約束を果たす誓いの印」として鉄の輪が用いられていたそうです。2世紀頃になると指輪の素材は鉄から高級な素材へと変わり、金の指輪が贈られるようになったと考えられています。

ダイヤモンドのあしらわれた指輪を贈る習慣が広まったのは19世紀に入ってから。ヨーロッパで起こった産業革命により、一般の人々にもダイヤモンドの婚約指輪が浸透したそうです。

日本での歴史は浅く、高度成長期を境に婚約指輪が定着しました。人々の生活が豊かになったことやダイヤモンドの輸入禁止が撤廃されたことなど、新たな時代の幕開けとともに西洋文化の影響を受けたといえるでしょう。

 

婚約指輪を贈る理由

婚約指輪は、以下のような意味を持つといわれています。

  • 結婚の約束を形として示す
  • ふたりの決意の象徴
  • 一生の財産

婚約は、結婚を前提とした正式な約束です。女性が婚約指輪を身に着けることで、ふたりの決意を周囲に意思表示することができます。

また、婚約指輪は高品質な素材で作られていることが多く、生涯の財産として価値があります。サイズやデザインをリフォームできるので、子どもや孫へ受け継いでもらうことが可能です。ひとつの指輪に込められた家族の絆や思い出は、かけがえのない財産になるでしょう。

 

結婚指輪は「永遠の愛を誓った証」


結婚の証として夫婦で身に着ける指輪を「結婚指輪」といいます。婚約指輪は一生の宝物として煌びやかなジュエリーが選ばれるのに対し、結婚指輪はシンプルで飽きのこないデザインが人気です。結婚指輪は「マリッジリング」とも呼ばれますが、エンゲージリングと同様にマリッジリングも和製英語。英語で表記すると「wedding band」または「wedding ring」になります。

 

結婚指輪(マリッジリング)の歴史

古代ローマ時代にはすでに婚約の証として指輪を贈る習慣があった一方、結婚指輪が確立したのはキリスト教の影響が強まった中世以降のこと。9世紀にはローマ教皇が指輪を結婚の証拠として認めたという伝承があり、1027年の記録では金と銀の指輪を交換する習慣があったことが確認されています。

明治時代以前の日本において、指輪は一般的な装飾品ではありませんでした。日本に結婚指輪が浸透したのは明治時代のことです。西洋文化が流入し、キリスト教式の結婚式で指輪の交換がおこなわれるようになったことで、結婚指輪は結婚の必需品になったといえるでしょう。

 

結婚指輪を身に着ける理由

永遠の愛と絆を象徴する結婚指輪は、ふたりにとってかけがえのない宝物。円い輪を描く指輪には、自然の摂理が繰り返されるようにふたりの愛も永遠に続いていくことを意味します。ふたりの結びつきを形にすることで、パートナーとのつながりを常に感じられるでしょう。

また結婚指輪は、社会的に結婚していることを示す普遍的なシンボルです。結婚指輪を身に着けることにより、周囲からのサポートを得られやすくなりますよ。

 

婚約指輪・結婚指輪の購入タイミングは?


婚約指輪と結婚指輪は、夫婦の絆を深めるうえで重要なアイテム。一生モノのジュエリーだからこそ、お気に入りを選びたい方も多いのではないでしょうか。

ここでは、婚約指輪と結婚指輪の購入タイミングについてご紹介します。

 

婚約指輪は早めの準備がおすすめ!

婚約指輪には「パートナーを大切にしたい」という想いが込められており、プロポーズの証として贈られるジュエリーです。オーダー内容などによって納期が異なるため、婚約指輪を渡したい日から逆算して手配するのがベスト。セミオーダーの場合は3週間~1カ月半、フルオーダーの場合は3~4カ月程度かかかることを想定しておくと良いでしょう。

 

結婚指輪は結婚式に合わせて準備しよう

結婚指輪は、人生の節目を彩るアイテム。夫婦の絆の象徴として身に着けるので、お互いが納得したものを購入する必要があります。結婚式準備は挙式3カ月前から慌ただしくなるといわれているため、結婚式の2カ月ぐらい前には手元にあると安心。早めに準備しておくと、結婚指輪を着けて前撮り撮影に臨むことができますよ。

結婚式を挙げない場合でも、結婚指輪はふたりの大切な記念になります。「入籍日に指輪交換したい」「新生活を始めるタイミングで結婚指輪を着けたい」など、指輪を着けたい特別な日がある場合は、余裕を持って購入計画を立てるようにしましょう。

 

幸せな想いを形にした指輪を選ぼう


婚約指輪と結婚指輪は、ふたりの絆を織りなすジュエリーです。それぞれ異なる意味と役割を持ちますが、明るい未来を照らす存在であることに変わりはありません。美しく輝きながらふたりを見守り続けてくれることでしょう。婚約指輪と結婚指輪を正しく理解し、お互いが納得できるものを選んでくださいね。

 
指輪や結婚式など、結婚には多くの費用がかかります。そうした費用への不安をなくすことができるのが楽婚です。結婚式後のご祝儀払いに対応しているため、おふたりの費用負担軽減が可能。ぜひお気軽にお問い合わせください。