結婚が決まり、結婚式の準備をする時期は、カップルにとってなにかと忙しいものです。なかでも、職場関係の人を結婚式に招く際は、どの上司を招待したらよいか迷ってしまうかもしれません。また、招待する上司に失礼のないように振る舞いたいものです。そこで、ここでは結婚式に上司を招待する場合のマナーや注意点について解説します。
結婚式にはどの上司を招待するべき?
結婚式に招くゲストを決めるのは、結婚式の準備のなかで特に重要なことの1つです。友人と違い、職場の上司を招く場合には、とりわけ気を遣うでしょう。
そもそも、上司とは、自分より役職が上の人を指します。そして、自分が所属する部署の上司を直属の上司といいます。
つまり、直属の上司から、上司の上司、他部署の上司、社長、会長など範囲を広げていけば、大勢の人がゲストの対象になります。一般的には、どの上司まで結婚式に招いているのでしょうか。
ブライダル総研の統計データによると、直属の上司を招待する人の割合は全体の94.3%、直属の上司のさらに上司は44.0%です。他部署の上司では19.2%であり、遠方の上司は4.2%となります。
サラリーマンなど会社組織に属する人のほとんどは、直属の上司を招待しているということです。直属の上司のさらに上司を招く場合、理由によく挙げられるのは「いつも仕事でお世話になっているから」ということです。
しかし、なかには直属の上司のさらに上司となると、関係が希薄ということもあります。このような場合は、会社の慣例に従って招待するかどうかを決めているケースがほとんどです。
また、他部署の上司まで招待する人もいます。このケースでは「以前お世話になったから」「前の部署の上司だったから」などが主な理由です。
お世話になった上司、親しい上司など、自分の基準でゲストを決めたい気持ちもあるでしょう。しかし、この上司を招待したのなら、あの上司を招待しないのはおかしいというようなこともあります。
場合によっては、失礼になってしまうこともあるかもしれません。つまり、会社によって慣例や暗黙のルールがあります。そのため、同じ職場で結婚式をあげた何人かに、どの上司を招待したのか聞いてみるのがよい方法です。