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結婚式っていくらかかるの?費用相場と気をつけるべきポイント

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いざ結婚式をしようと思っても、結婚式に一体いくらかかるのか、またどのくらいお金を用意する必要があるのか、よくわからないという人も多いのではないでしょうか。この記事では、結婚式にかかる費用の相場や、思った以上に費用が上がってしまう原因について解説します。費用を抑えるポイントも紹介しますので、参考になさってくださいね。

 

結婚式にかかる費用の相場はどのくらい?


自分達の予算を出すためにも、まずは結婚式にかかる費用の相場を知りましょう。全体費用の相場と、アイテム別の費用相場について紹介します。

 

全体費用の相場


まず、結婚式にかかる全体費用の相場は、全国平均で総額354.8万円*ほどです。ゲストの人数の平均は約70.2人です。これは披露宴とパーティー費用のみの場合での相場です。
首都圏に対象を絞ると、相場は少し上がります。首都圏では、費用総額は平均約370.6万円*と高めになり、ゲストの人数は約64.4人と逆に少し減ります。
ゲストの人数、料理のランク、演出や衣裳などによって費用は変わってきます。全員がこれだけの費用をかけて結婚式をしているわけではなく、あくまで平均値です。*「参考資料:ゼクシィ結婚トレンド調査2017」
挙式スタイルや披露宴会場のタイプも費用に影響します。
挙式スタイルには、教会式や人前式、神前式などの選択肢があり、披露宴会場の候補はホテル、レストラン、専門式場などです。
衣裳決めなどの準備を進めるうちに、初回見積もりよりもグレードアップしたい内容も出てきますよね。予算には余裕を持っておくことをおすすめします。

 

アイテム別の費用相場


ここから先は、もう少し具体的なアイテム別の費用の相場について紹介していきます。もちろんすべてを含める必要はなく、必要に応じて省いても構いません。

 

食事

結婚式費用の大半を占めるのが食事です。ここからは、披露宴の食事に関する費用相場について紹介します。
総額費用の平均は約124.4万円で、食事のほかに飲みもの、ウェディングケーキ、ウェルカムドリンク、シャンパンタワーなどの演出費用も含まれています。会場によっては、これらが別料金の場合もありますので注意しましょう。
ゲストひとり当たりにかける食事の平均費用は約1.92万円です。披露宴の食事形態はコース料理が主流です。1万円、1万5000円、2万円と金額別にコースが用意されていることが多く、コースごとに料理の品数と内容が決まっています。
式場によっては、予算に応じて1品増やしたり、一部の料理をランクアップしたりと、調整ができます。ゲストにとっての大きな楽しみのひとつが食事なので、ランクアップするかどうかふたりでよく相談して決めましょう。

 

ドレス・衣裳

食事の次に、ご新婦が着用するドレスも費用がかかるアイテムです。
しかし、一生の思い出になるものですので、妥協したくないという人も多いですよね。ご新婦の衣裳にかかる費用の平均は約43.7万円で、衣裳数の平均は2.2着です。
組み合わせパターンとしてもっとも多いのが、「ウェディングドレス+カラードレス」ですが、白無垢や色打ち掛けなどの和装も人気があります。
一方、ご新郎の衣裳にかかる費用の平均は約15.4万円です。ご新郎衣裳数の平均は1.6着で、タキシードや紋服が人気です。

 

ムービーや写真

結婚式の様子を写真や動画などで記録しておくと、後々に懐かしく見返すことができます。写真撮影にかかる費用の平均は、約21.3万円です。
これには、アルバムや写真集の作成料も含まれます。当日の記念撮影や挙式、披露宴中の写真撮影は、ほとんどの人が実施しています。
アルバムなどを作成する場合、カット数が多くなるにつれて値段が高くなりますので、あらかじめ見積もりを取っておくことをおすすめします。
また、結婚式の時間が延長してしまったときは、その分ビデオグラファーを拘束することにもなりますので、撮影の延長料金が発生する場合もあります。
動画撮影にかかる費用の平均は、19.6万円です。動画は会話や音楽なども記録されるので、写真よりも臨場感たっぷりに当時のことを思い出せますよね。写真に加えて検討する人も多いでしょう。
もし、ゲストの中に写真や動画の撮影が得意な人がいるのであれば、式場の相談の上、お願いするというのもひとつの手です。作業をお願いするのであればお礼を払うべきでしょうが、プロに頼むよりも費用を抑えられるかもしれません。

 

装花・ブーケ

会場を華やかに演出する装花にかかる費用の相場を紹介します。
会場装花にかかる費用の平均は、約17.8万円です。ご新郎ご新婦の席、ゲスト卓、エントランスや受付など、花を飾る場所はたくさんあります。会場の広さ、花の種類、ボリュームなどによってかなり料金差が生じるアイテムです。
しかし、装花は披露宴会場の印象を左右するため、会場装花にこだわる人も増えています。あまりにも寂しい花の量では、逆効果になってしまう場合もあります。
ブーケにかかる費用の平均は約3.2万円です。ブーケは、手持ちブーケとブーケトス用の2種類用意する方もいます。
生花、造花、プリザーブドフラワーなど、花材の種類によっても値段は異なり、バラなどの高価な花は追加料金がかかる場合もあります。

 

引出物

次にゲストに渡す引出物にかかる費用相場の平均は約34.7万円です。
ゲストによって贈る中身を変える「贈り分け」をしている人も多くいます。親族と友人などの間柄、目上と目下などの年齢層などゲストに合わせて分けることで、節約が可能となるアイテムです。
ゲストが多ければ引出物の費用は高くなりますが、その分祝儀額も大きくなります。あらかじめ、祝儀額も含めた全体費用を計算した上で、ゲストに合わせて何種類か用意しておくといいでしょう。
自宅に戻ってから注文するカタログギフトであればランクを変えていても気付かれる心配も少なく、ゲストが自分で引出物を選べるという点でもおすすめです。

 

ペーパーアイテム

次に招待状などのペーパーアイテムにかかる費用の相場について紹介します。
招待状にかかる費用の平均は、1部あたり約377円です。席札にかかる費用の平均は、1部あたり約182円、また席次表にかかる費用の平均は、1部あたり約375円となっています。
招待状の切手、葉書代と宛名書きをプロに依頼するときの筆耕代は、述べた相場には含まれません。ペーパーアイテムは、会場や外部の業者に依頼して作成する場合と、自分たちで手作りする場合とに分かれます。
席札などは比較的手作りしやすく、手作りによるあたたかみも演出できて節約にもなるため、手作り派も多くいます。
しかし、ゲストの人数などによってはかなり手間がかかるのも事実です。手配する部数やスケジュールを考慮したうえで、手作りすべきか検討することをおすすめします。
ほかの準備で忙しいご新郎ご新婦であれば、会場に発注するほうがいい場合もあるでしょう。招待状を手作りした場合の費用は、平均203円となり、枚数が多い場合はさらに割安で作れます。

 

前撮り

忙しい結婚式当日とは別に、前撮りを行う人も増えています。
前撮りにかかる費用の相場は、平均6〜10万円ほどです。平均撮影枚数は50枚以内で、衣裳数の平均は2着になります。スタジオで撮影する場合と、思い出の場所などでロケーション撮影する場合があります。
ロケーションの場合は、有名な建築物の前で撮影したり、庭園を散歩したりと、さまざまなバリエーションを撮影することができますよね。結婚式のときに撮影も行うとなると、時間に追われるようになりますが、前撮りであればゆったりと撮影を行えます。

 

結婚式の費用が上がってしまう3つの原因とは?


ここからは、思った以上に結婚式にかかる費用が上がってしまう理由について、主な3つの原因について解説します。

 

日程や契約時期


まず、結婚式の費用が上がってしまう原因の1つとして、結婚式の「日程」と「契約時期」が関係しています。曜日であれば、平日より土日祝日のほうが高くなります。季節は、春と秋がハイシーズンとなり、オフシーズンである夏と冬よりも高めです。
六輝では、人気の大安が高く、仏滅は安くなります。時間帯は、午後が高く夜が安い傾向にあります。つまり、日柄や時間帯にこだわらなければ、数万円〜数十万円以上お得になるケースもあるということです。
挙式日や式を挙げる時間帯に希望がある人は、見積もりをもらう前に希望を伝えておきましょう。ハイシーズンの大安などはやはり人気です。日程にこだわりがない場合は、いくつか候補を挙げて見積もりを取り、費用の差を見て判断するという方法がいいでしょう。
契約をする時期によって料金が変わる場合もあります。会場によっては、早割や直近割などのキャンペーンを行なっていることもありますので、あらかじめ情報収集をしておくことをおすすめします。

 

人数

次に結婚式の費用が上がってしまう原因の1つとして、結婚式に呼ぶゲストの「人数」の問題があります。述べたように、食事、ペーパーアイテム、引出物はゲストの人数によって合計額が大きく変わります。
また、人数が増えることで、ウェディングケーキのサイズをアップしなければならない、広い披露宴会場に変更する必要が出るなど、費用がアップする可能性もあります。見積りをもらう前にゲスト人数の目安を決めておくことが大切です。
枠を決めておくことで、後から費用が上がってしまうという事態を防げます。

 

こだわり

また、結婚式への「こだわり」が強いがために、結婚式の費用が上がってしまうという場合もあります。
結婚式の準備をしていくうちに、どうしてもさまざまな演出などのこだわりが増え、結果として値段が増えていたというケースは少なくありません。
衣裳や撮影の費用は、数万〜数十万円と単価が高額なため、増やしたりグレードアップしたりすると、その分だけ費用に大きく影響してしまいます。
そのほかにも、たとえばウェディングケーキをイミテーションから生ケーキに変更したり、コース料理やフリードリンクをグレードアップしたりすることで費用が上がります。
バルーンアートやキャンドルといった装飾も、費用を押し上げる要因のひとつです。バルーンリリースや生演奏などの演出も同様です。

 

結婚式の費用を考える時に気をつけたい点


結婚式の費用相場や費用が上がってしまう原因については理解できましたよね。ここからは、費用を抑えるために気をつけたいポイントを紹介します。

 

ポイントを絞ってお金をかける


結婚式にはある程度の費用がかかります。しかし、だからといってすべてを節約してしまうのも考えものです。ご新郎ご新婦はもちろん、ゲストに満足してもらうためにも、次の3つのポイントに絞ってお金をかけましょう。

食事

まずお金をかけるべきポイントは「食事」です。
ゲストが結婚式において、もっとも期待することは「食事」といわれ、結婚式への満足感を左右します。普段は食べられない高級な料理を楽しみにしている人も多く、高いご祝儀を払ったことによる期待もあるでしょう。
わざわざ来てくれたゲストを失望させないためにも、ご新郎ご新婦自らメニュー内容を吟味することが大事です。
コース料理の値段は、内容に応じて1万円、2万円などの値段が設定されていますが、値段が安いものだとゲストに満足してもらえない場合もあります。おすすめはプラン内に収まる程度の品数におさえ、メイン料理をランクアップすることです。
ランクアップ時には、アレルギーメニューやこどもメニューなども対象になるのか確認しておきましょう。

 

装花・ブーケ

次にお金をかけるべきポイントは、「装花」です。
値段が安いプランでは満足するボリューム感などが得られない場合が多く、やり方によっては逆に貧相に見えてしまうこともあるでしょう。同じ花でも、時期によって手に入らないものや、高額になるものがあります。
また、特定の花のみを指定すると費用が上がるため、希望するカラーやイメージ、入れて欲しい花などを伝え、あとはフラワーコーディネーターに任せることをおすすめします。
高価な花を入れる場合は、その花のみを増やすよりも、グリーンを加えてボリュームを増やすほうが、値段も抑えられるうえに見栄えもよくなります。
また、生花ブーケをドライ加工すると高額なため、最初からブリザーブドフラワーのブーケにして費用を抑えるのもコツです。好きな花を入れて豪華なオリジナルブーケを楽しみましょう。

 

ドレス・衣裳

「衣裳」もお金をかけるべきポイントです。
華やかに装ったご新婦は、まさに結婚式の花ですよね。華やかな衣裳はゲストも楽しみにしているでしょう。お色直しに和装を選ぶ人も増えていますが、和装はドレスよりも費用が高くなります。
衣裳だけでなく、それに見合うアクセサリーなどの小物を用意する必要もあるため、衣裳数が増えるにつれて値段が上がります。しかし、ご新婦が満足する装いをすることで、一度しかない結婚式へのモチベーションを上げる事にもなるでしょう。
写真にも残る衣裳は、妥協すると後々にもっとも後悔するアイテムです。おすすめは、ドレスには妥協せず、希望があればグレードアップすることです。
代わりにベールやアクセサリーを工夫しましょう。レンタルではなく手作りにする、あるいは式後も使えるものを安く購入することをおすすめします。

 

初回見積もりに含まれないものがある


結婚式の会場を探し、初回見積もりを取った段階では、見積もりに含まれていないアイテムがあることにも注意しましょう。たとえば、写真撮影は、焼き増し代やアルバム作成費用が初回見積もりに含まれていない場合があります。
また、動画撮影も、写真撮影ほど行う人が少ないため、初回見積もりに含まれていないことが多いでしょう。
食事では、こども用メニューの費用が含まれていない、ウェディングケーキが含まれていない、フリードリンクにシャンパンなどが含まれていないといった場合があります。
ブーケやブートニア、髪飾りを式場でレンタルしてお色直しする場合は、2セット分の費用が必要です。
ドレスの下に着用するブライダルインナーも、買い取りになるケースがほとんどでしょう。式場に提携している衣裳専門店の場合、インナーだけで3万程度の出費となるケースもあります。

 

持ち込み料の有無・金額に注意する


最後に、気をつけたいポイントが「持ち込み料」です。手作りや外注した方が安い、と持ち込みを検討する場合もありますが、会場によっては持ち込み料が発生する場合があります。
たとえば、持ち込み料が発生することが考えられるアイテムは、「衣裳」、「引出物」「写真や動画撮影を行う業者」、「ヘアメイクスタッフ」、「ケーキ」、「会場装花」などです。持ち込み料については、必ず見積もりを出してもらった時点で、担当者に確認を取っておくことをおすすめします。そもそも、持ち込み自体が禁止という会場も一部あります。確認していなかったため、結果として気に入ったドレスを着られなくて後悔したといったケースもあります。持ち込みを検討しているアイテムがあれば、契約前に必ず確認をしておきましょう。

 

楽婚で2人好みの結婚式をしよう


ここまで読んでみて、結婚式にかかる費用が高いと感じた人も少なくないですよね。
結婚式にあまり費用をかけたくない人におすすめなのが「楽婚」での挙式です。楽婚では一流ホテルや人気レストランなど全国500以上の会場から選べ、さらに格安で結婚式が挙げられます。
精算は前払い方式の会場が多い中、楽婚は披露宴の後に精算となります。ご祝儀を支払いに当てられるのは安心ですよね。
衣裳のバリエーションも豊富にそろっており、780ブランド3万4000着から、好みの衣裳を選んでいただけます。

 

結婚式にかかる費用を事前チェックしよう


結婚式を行う場合は、結婚式にかかる費用を事前にチェックしておきましょう。
結婚式の費用相場を知ることで、費用を抑えるところ、お金をかけるアイテムを絞ることができます。ご新郎ご新婦にとって大事な晴れの日ですので、自分たちの思いをしっかりと反映して、満足できる結婚式にしましょう。