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何にどれだけかかるものなの?結婚式の料金明細を解説

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結婚式を挙げたいカップルにとって避けて通れない問題といえば、挙式費用です。一体総額でどれくらいかかるものなのか、知りたいという人も多いのではないでしょうか。また、できるだけお金をかけずに挙式を挙げたいというカップルも多いでしょう。そこで今回は、結婚式にかかる費用の平均総額と、上手な節約方法について詳しく解説します。

結婚式の費用相場や自己負担額について


「ゼクシィ 結婚トレンド調査2018」によると、結婚式の費用は平均で357.5万円、招待ゲストの平均人数は69.4人です。
ご祝儀分や親御様・親族からの援助分をのぞいた自己負担額の平均は142.8万円となっています。2012年の調査と比較すると挙式や披露宴・披露パーティーの総額は増加している一方、ゲスト人数は年々減少傾向です。
また、挙式や披露宴・披露パーティーの費用として親御様や親族から援助があったという人は70.7%でした。援助総額は174.5万円で、2014年調査から増加していることがうかがえます。
挙式や披露宴・披露パーティーのスタイルとしては、王道の盛大で感動的な挙式をした人が最も多く、全体の53.8%となりました。
また、ゲストとの関係を重視して親しい関係者のみを招待する等身大でゆったりした挙式を挙げる人も46.2%と次いで多く、年々増加傾向にあります。等身大の挙式を行った人はゲスト人数も比較的少なく、挙式での演出も少ない傾向です。
等身大の挙式を行った人は演出項目が少ないとはいうものの、こだわりの演出をした人が多くみられます。そのことが、ゲスト人数の平均は減ってはいても、挙式費用の平均額は上昇している理由といえるでしょう。

 

差がつく項目は?結婚式の料金明細


結婚式の費用がいくらになるのかは、何にどれだけお金をかけるのかによって大きく異なります。とりわけ結婚式の料金明細で総額に差が出やすい項目としてまず挙げられるのは、料理や飲みもの、引出物関連です。
なぜなら、これらの費用がいくらになるのかは、ゲスト人数やグレードによって大きく変動するからです。ゲスト1人の増減によって数万円異なることも珍しくありません。
また、人数が多い場合には会場をグレードアップする必要がでてくることもあります。何人くらいゲストを呼ぶ予定なのかということは、見積もりを出す前にしっかり把握しておきましょう。
また、衣裳代やブーケ・装花の費用はグレードによって数万円から数十万円までさまざまなものがあります。
ご新郎ご新婦のこだわりによって、総額が大きく左右される項目だといえるでしょう。写真・ビデオ撮影も単価が高額なため、数量を増やすとその分費用がかかることになります。
まずは必要最小限の項目でリーズナブルなプランを選び、こだわりたいポイントを明確にすることが大切です。
そうしてこだわりたいところだけ重点的にグレードの高いアイテムを選ぶようにすれば、費用を抑えながら満足度の高い結婚式を実現できるでしょう。

 

料金明細以外の費用が発生するケースも


結婚式では、式場に出してもらった料金明細以外にも費用がかかってくるケースがあるので注意が必要です。
たとえば、式外の業者に何らかのアイテムの手配を頼んだ場合や、当日に追加の飲みもの代がかかった場合などです。また、衣裳を汚してしまった場合には、クリーニング代を請求されることがあります。
そのほか、スピーチや余興が長引いて予定時間を超過してしまった場合にも追加料金が発生します。そのようなことにならないよう、披露宴では演出をあまり詰め込まないことが大切です。
ゲストへのおもてなしとして着付けや衣裳レンタル・ヘアメイク代を負担するケースもあります。こういったおもてなしは家の慣例による部分が多いので、あらかじめ誰がいつ、いくら払うのかを明確にしておくことが大切です。
もしもゲストが着付けやメイクなどで式場の施設を利用する場合には、その料金を結婚式・披露宴費用の請求書に計上するのか、あるいは別途請求書を作成するのかをウェディングプロデューサーに伝えておきましょう。
また、当日は遠方ゲストのお車代や当日に手伝ってくれたゲストに対するお礼を支払わなければならないことも忘れてはなりません。

 

節約できる項目はきちんと節約しよう


結婚式というとどうしても費用がかかるというイメージを持っている人も多いでしょう。しかし、節約できる部分をきちんと節約することで、挙式・披露宴費用を抑えられます。
たとえば、招待状や席次表、メニューといったペーパーアイテムやウェルカムボードを自作すると、会場に制作を依頼するよりもずっと安上がりになります。ビデオや写真撮影をしてくれる親戚や友人がいるのであれば、撮影を自分たちで行うのも節約術のひとつです。
そのほか、ドレスやアクセサリーのグレードを下げたり、不要な演出をできるだけ減らしたりするのも、費用削減に効果的です。
とはいうものの、ゲストのおもてなし部分は満足度に関わるので、節約には注意が必要です。料理や引出物はゲストも期待していることが多いです。
節約してグレードを下げるとがっかりされてしまうかもしれません。
引出物で節約したい場合には、主賓や親族に対する引出物と友人や知人に対する引出物を分けるのもひとつの方法です。
その際には引出物袋を同じものにしておきましょう。ゲストによって袋が違うと角が立つ可能性があります。この引出物袋も会場に頼むのではなく、自分で持ち込むと節約になります。

 

資金面に不安があるならご祝儀払いで


多くの場合、挙式費用は「自分たちの貯金+親御様からの援助+ゲストからのご祝儀」の総額で計算します。
しかし、もしも資金面に不安があるのであれば、ご祝儀払いのできる式場を選びましょう。結婚式場の多くは結婚式の数週間前に料金を支払うのが一般的ですが、なかには当日払いや後払いができる式場もあります。
そうした会場を選べばご祝儀払いができるため、あらかじめ用意する自己資金が少なくてすみます。ほぼ全額をご祝儀でまかなえるプランを用意している格安結婚式サービスや結婚式場もあるので、資金面で不安な人は一度調べてみるとよいでしょう。
ただし、ご祝儀払いにはデメリットもあります。
たとえば、よくあるケースとして挙げられるのはご祝儀の金額が思っていたよりも少なかった場合です。とりわけ新社会人や学生がゲストに多い場合には、ゲストが数人でご祝儀を出し合うということも多くあります。
そのほか、ご祝儀には地域差もあります。支払の際に金額が足りないということにならないよう、ご祝儀がいくらになるのかは少し低めに見積もっておくことが大切です。
また、ご祝儀払いで挙式を行うと、本当にご祝儀で費用がまかなえるだろうか、と挙式の最中に不安になってしまうかもしれません。心配性な人は前払いをしておいた方が安心して挙式を楽しめるでしょう。

 

自分たちに合ったプランを考えよう


結婚式の費用というと、どうしても高いというイメージを持たれがちです。
しかし、節約できる部分を削ることで全体の費用を抑えることは可能です。本当にこだわりたいところだけしっかりこだわることで、費用をかけなくても自分たちらしい挙式を挙げられるでしょう。
さらに、最近では格安結婚式サービスのように自己資金に余裕がない人でもご祝儀払いなどで結婚式を挙げられるプランも多くあります。挙式の費用が用意できそうにないという人は、そうしたサービスを検討してみるのもおすすめです。
挙式を終えた後も、新生活の準備などでお金がかかります。挙式のことだけでなく、これから始まる生活のことを考えることも大切です。
そのためにも賢く節約をして、自分たちに合った挙式・披露宴のプランを考えましょう。