今や結婚式の定番ともなったプチギフト。せっかくならゲストに喜んでもらえるものを贈りたいですよね。感謝の気持ちを伝える贈り物として、一般的にはどんなものが多く選ばれているのでしょうか。ここでは、結婚式や二次会で贈るプチギフトについて、どんなものを選ぶといいのか、渡すタイミングやおすすめの品などを詳しくご紹介します。
結婚式のプチギフトとは?由来や意味はあるの?
プチギフトは、フランス語で「小さな贈り物」という意味を持つ言葉です。古くからヨーロッパでは、由緒ある家柄の人が結婚や出産などのお祝い時に市民へお菓子を配る風習があり、それが起源となっているといわれています。
当時は、子孫繁栄の象徴となるアーモンド菓子「ドラジェ」を配るのが一般的でした。かつて、日本の結婚式では、式の最後に引き出物を手渡ししていた習慣がありましたが、時代が変わり引き出物をあらかじめ席に用意するようになりました。そこで、お見送り時に何かプレゼントをしようと始まったのがプチギフトです。
プチギフトは感謝の気持ちとして、新郎新婦がゲスト全員に手渡しで渡すことが多いようです。また、結婚式の間は参加者とゆっくり会話をする時間はほとんどありません。せっかく遠くから来てくれた親戚や友人に感謝の気持ちを伝えたいと思いますよね。お見送りの際、一人ひとりにプチギフトを手渡しすることで、式へ参加してくれた人へお礼の言葉をかけることができるのも人気の理由です。
結婚式のプチギフトについてご紹介!渡すタイミングやおすすめは?
結婚式の定番となっているプチギフトですが、式のどのタイミングで渡すかはとても重要です。ゲストに感謝の気持ちを伝える際の添え物として捉えている人が多いため、事前にしっかりとタイミングを考えておきましょう。また、せっかくならゲストに喜んでもらえる品を贈りたいですよね。ここでは、プチギフトを渡すタイミングや、おすすめのプチギフトについて見ていきましょう。
結婚式でプチギフトを渡す方法やタイミング
プチギフトを渡すタイミングとしてはやはりゲストのお見送り時を選ぶ人が多く、渡す人全員の約9割を占めています。式の最中は何かと気が張っているものなので、式が終わってホッとした状態でゆっくりと言葉を交わしたいと思っている人が多いのでしょう。
他には、お色直しの入場やキャンドルサービス、テーブルフォトのタイミングで、各テーブルを回りプチギフトを渡すという方法もあります。式の後にあまり時間が取れない人にはおすすめのタイミングです。
なかには、キャンドルサービスやテーブルフォトを行う代わりに、プチギフトを渡すというカップルもいます。年々増えているのが、テーブルラウンドとお見送りの際の2回に分けてプチギフトを渡す方法です。ゲストに少しでも多く楽しんでもらえるような趣向を考えてみませんか。
結婚式におすすめのプチギフトは?
プチギフトの魅力は、何といってもその手軽さでしょう。引き出物などのしっかりとした贈り物と異なり、コミュニケーションをとる際に適した手軽な品を送るのが一般的です。
しかし、なんでもいいというわけではなく、ゲストに喜んでもらえるものを選ぶことが大切です。プチギフトでは「消えもの」を選ぶ人が多いのが特徴です。多く選ばれているのは焼き菓子やジャム、調味料などではないでしょうか。式に華を添えてくれるよう、ラッピングがかわいらしいものを選びましょう。
また、石鹸やバスジェルなど、日常生活で使えるものも人気のようです。費用はちょっと高くなりますが、前もって発注しておくと、新郎新婦の写真や伝えたい言葉などを印刷したオリジナルパッケージのギフトを用意することもできます。