席札のメッセージには何を書けばいいの?
メッセージには素直な感謝の気持ちを書くのが一番ですが、いざそのときになると言葉が思い浮かばないこともありますよね。ここでは、さまざまな立場のゲストにあてたメッセージの例文を紹介します。
友人 共通の思い出を盛り込むなど、親しみを込めたメッセージを考えてみてください。結婚式の受付やスピーチを依頼した友人には、そのお礼を入れるのもいいですね。
『今日は来てくれてありがとう!生まれて初めて一緒に海外旅行に行ったことは今も忘れられない大切な思い出です。いつも仲良くしてくれて本当にありがとう!ずっと大切な友人として仲良くしてください。これからもよろしくね。』
『今日は出席してくれてどうもありがとう。思えば幼稚園から高校までずーっと一緒だったよね。スピーチを引き受けてくれたこと、心から感謝しています。スピーチは○○ちゃんしか考えられなかったので、本当に嬉しい!名字が変わってもずっと仲良くしてね。』
上司 目上の人へのメッセージには、きちんとしたあいさつを盛り込むことを心がけます。
『本日はご多用の中、結婚式にご出席いただき誠にありがとうございます。入社から現在に至るまで、大変お世話になりました。まだまだ未熟者ではありますが、精一杯業務に励んでまいりますのでご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。』
『本日はご出席いただきありがとうございます。いまだ半人前の身ではありますが、生涯の伴侶と巡り会い、この日を迎えることができました。晴れ姿を見ていただけること、心より嬉しく思います。今後いっそう仕事に励んでまいりますので、変わらぬご指導をよろしくお願いいたします。』
会社の先輩や同僚 職場での日頃の感謝などを入れると書きやすくなります。
『本日はご出席いただきありがとうございます。今の私があるのは、研修のときに◯◯先輩がマンツーマンで鍛えてくださったおかげです。これからは大黒柱として、仕事にもいっそう励みたいと思いますので、ご指導のほどよろしくお願いいたします。』
『結婚式に来てくれて、ありがとうございます。仕事の悩みを聞いてもらったり、パソコンを教えてもらったり、いつも本当に助けられています。今度は、旦那さんと仲良く過ごすコツも教えてください。またおいしいランチを食べに行きましょう! 』
親戚 あまりおつきあいのない親戚には、書くことが見つからないという場合もあるでしょう。ムービーなどを作成する際に昔のアルバムを見る機会があれば、そこにヒントがあるかもしれません。
『本日は結婚式へご出席いただき、本当にありがとうございます。無事にこの日を迎えることができたこと、そして、〇〇さんに結婚のご報告ができたことを嬉しく感じております。これからも温かく見守ってください。』
『本日は結婚式にご出席いただきありがとうございます。私が子どもの頃のアルバムには、叔父さんがプレゼントしてくれたクマのぬいぐるみと写っている写真があります。あのぬいぐるみはずっと私のお気に入りでした。ぜひ新居にも遊びに来てください。』
祖父母 小さな頃の思い出や、いたわりの気持ちを添えましょう。
『今日は来てくれてありがとう。おばあちゃんに花嫁姿を見せることができて、本当に嬉しいです。おばあちゃんがいつも作ってくれたおだんご、今度は私が新しい家族のために作りたいので、作り方を教えてほしいな。いつまでも元気でいてね。』
『おじいちゃん、今日は結婚式に出席してくれてありがとうございます。夏休みに遊びにいくと庭に大きなヒマワリが咲いていたよね。小さい頃、ヒマワリより大きくなりたくて、おじいちゃんに肩車してもらったことを今も覚えています。体を大事にしてね。』
兄弟姉妹 近しい存在である兄弟や姉妹へのメッセージは照れくさいかもしれませんが、普段言えない感謝を伝えられる機会でもあります。
『今日は出席してくれてありがとう。お兄ちゃんとはよくケンカもしたけれど、お母さんに叱られて泣いていると頭をなでてなぐさめてくれたよね。いつも私の味方をしてくれていたんだなあって、大人になってわかりました。今度二人で遊びにいくね。』
『今日は来てくれてありがとう。お姉ちゃんにはワガママばかり言っていたのに、いつも私に優しくしてくれたよね。ケーキは絶対に大きいほうをくれたお姉ちゃんが大好きです。私たちも、お姉ちゃんとお義兄さんみたいな仲良し夫婦になりたいな!』
両親 伝えたいことが多すぎて書き切れないかもしれませんが、要点を絞って伝えましょう。
『お父さん、今日まで育ててくれてありがとうございました。家庭を持つことになって、改めてお父さんの偉大さを痛感する日々です。たまには二人で顔を出すので、そのときはいつもみたいに楽しくお酒を飲みたいな。お父さんはいつまでも私の目標です。』
『お母さん、今まで育ててくれて本当にありがとうございました。お母さんの娘に生まれて、本当に幸せでした。これからはお母さんとお父さんをお手本にして、二人で力を合わせて新しい家庭を築いていきます。未熟な二人だけど、温かく見守ってください。』
子ども 小さな子どもには、年齢に合わせてひらがなやカタカナで書いたり、イラストを添えたりと工夫してみてください。
『きょうは、けっこんしきにきてくれてありがとう。おいしいケーキもあるので、たくさんたべていってね。わたしがプレゼントしたキリンさんがさみしくないように、いつもいっしょにねてくれているとママからききました。やさしい◯◯ちゃんがだいすきだよ!』