人生の一大イベントといっても過言ではない結婚式。当日は誰もが快晴を望むものがですが、雨になる可能性は少なからずあります。しかし、雨が降ったからといって結婚式が台無しになるということはありません。雨が降ったとしても、満足できる結婚式は実現できます。そのために知っておきたいことや、雨への対策方法、雨の日におすすめの演出方法についてここでは説明していきます。
雨の日の結婚式は縁起が良い?3つの国の言い伝え
結婚式の日に雨が降ったら縁起が悪そうと感じる人は多いかもしれませんが、そうとは限りません。むしろ、雨の日は縁起が良いという言い伝えはたくさんあります。
ここでは、フランスの言い伝え、日本のことわざ、イタリアの言い伝えの3点を紹介しましょう。
フランス
フランスでは、結婚式の日に雨が降ると幸運がもたらされるといわれています。 フランス語では「mariage pluvieux, mariage heureux」という言い伝えがあるのです。
これを日本語に訳すと「雨の日の結婚は2人に幸せをもたらす」という意味となります。 フランスでは雨こそが神様のいる天国と私たちのいる地上を結ぶ唯一のものと考えられています。
つまり、雨そのものが神様からの祝福の証というわけです。いかにもヨーロッパ風のセンスのある言い伝えといえるでしょう。
日本
日本でも結婚と雨は良好な関係にあります。「雨降って地固まる」という有名なことわざは誰もが聞いたことがあるでしょう。来賓のスピーチでよく出てくる言葉です。
これは「雨が降るとかえって地面が固くなり、良い状態になる」ということを意味します。つまり、雨の日に結婚式を挙げると、2人の絆はより固くなると表現できます。
安定した地面を2人で歩き、明るい将来に向かっていくイメージもありますので、雨の日の結婚式は決して悪いものではありません。
イタリア
最後に、イタリア語の「Sposa bagnata, sposa fortunata」に関する言い伝えを紹介しましょう。これを直訳すると「濡れた花嫁は、幸せな花嫁」となります。
イタリアでは雨に濡れた花嫁は幸せになれると考えられているのです。 雨は作物の栽培に必要不可欠なものですので、雨が降った土地は土壌がよくなります。すなわち、雨が降ることは繁栄の象徴です。
イタリアでは雨がポジティブなイメージとして捉えられています。 中国では伝説の龍である「雨龍」に例えられたり、ハワイでは雨が降れば虹が出るので神からの祝福のメッセージといわれています。
このように、雨に対して良いイメージを持つ国はたくさんあります。これらの言い伝えを知っていれば「雨の日の結婚式も悪くないな」と考えることができるでしょう。