結婚式の料理で注意することは?
いろいろな人が参列する結婚式の料理選びで大事な点は、すべての人にまんべんなく満足してもらうための配慮です。
ゲストの中には、食べ物へのアレルギーがある人もいるかもしれません。あらかじめ招待状でアレルギーのある・なしを確認しておくなど配慮が必要です。
また、味の好みもあります。年配の人であれば洋食は苦手という人もいるかもしれません。ゲストの年齢層が幅広い場合は、和洋折衷にしておくとあらゆる世代の人に美味しく食べてもらえるほか、フォークとナイフに加えて箸もセットしてもらえます。
結婚式の料理は、基本的に品数が多いほうが満足度につながります。しかし、品数ばかりが多ければいいというわけではありません。
各料理の平均的な品数ですが、フランス料理と日本料理の場合は9品、中華料理の場合はやや多めの10品、イタリア料理の場合はパスタが含まれるため6品と少なめにするのが 一般的です。
この中には、パンや食後の飲み物なども含まれます。大事なのは、きちんとメイン料理を立てることです。目立つ料理がなく品数ばかりが多いコースというのは、食べる側からしたら退屈なものです。
さらに、あまり多く食べられない女性からしたら、品数よりもひとつひとつの料理が美味しいほうがいいという人も多いのではないでしょうか。味と品質のバランスをうまくとることが大事です。
若い男性など胃袋が大きめの人たちのためには、パンやライスを食べ放題にしておくのも手です。
また、結婚式場側からデザートのみビュッフェ形式を提案されることがあります。見た目にも華やかでさまざまな種類を選べるので魅力的ではありますが、ゲストもほかの参列者と話をしたり、新郎新婦の写真を撮ったりする場面があります。
日本人の場合は遠慮もあり、自らビュッフェに行って料理を選ぶ時間が取りにくいということも考えられます。また、女性の場合はドレスにハイヒールという服装が多く、立ったり座ったりを繰り返す食事スタイルには向いていません。
ゲストの数が多いなどの場合を除き、ビュッフェスタイルはできるだけ避けるほうが無難です。また、冷めた料理を出すことがないよう、配膳の方法や手順についても結婚式側と入念に打ち合わせしておきましょう。