生ケーキはデザインのバリエーションが豊富
生ケーキの場合、アメリカ式は1段、イギリス式は3段というのが伝統的な形です。
アメリカ式の場合、一般的な形は長方形で、生クリームやフルーツなどでデコレーションされている以外に、上にメッセージや絵が描かれていることもあります。
生ケーキでケーキカットをする場合、アメリカ式の生ケーキが用いられることが多いです。披露宴のゲストにデザートとしてケーキを振舞うことが前提でケーキカットされる場合が多いため、ケーキ自体を日持ちさせる必要がありません。
また、クロカンブッシュと比較してケーキの形も複雑でないことも、よく使われる理由の一つでしょう。
生ケーキは、デザインのバリエーションも豊富なのが特徴となっています。
新郎新婦の共通の趣味をかたどったものをイメージしたデザインにしたり、二人の出会いを象徴するものをケーキで表現したり、オリジナルのデザインで製作を依頼することも可能です。
定番のデザインだけでなく、二人の個性を出したケーキも人気を集めています。ニューヨークの洋菓子店が火付け役となり、海外ウェディングで人気なのが、ネイキッドケーキです。
ネイキッドケーキはスポンジをクリームで覆わず、あえてむき出しにしたタイプのケーキで、ケーキとクリーム、デコレーションのコントラストが楽しめます。
ケーキの上からフルーツソースなどがしたたり落ちているイメージで作られているのが、カラードリップケーキです。
海外ではすでに人気を集めており、日本でも初めての共同作業としてカラードリップを選ぶカップルが増えてきています。
また、和装でもケーキカットを行いたいカップルには、抹茶やチョコレートなど、白とは違う色で和風の雰囲気を出したり、金粉や日本の花、水引などを用いたりして日本らしさを感じさせるデコレーションが人気です。