結婚式費用の節約やオリジナリティを出したいという理由で、結婚式を手作りする方が増えています。手作りウェディングは一般的に「DIYウェディング」と呼ばれており人気です。しかし、DIYウェディングに挑戦してみたいけれど、よくわからないという方も多いのではないでしょうか。この記事では、どんなアイテムがDIYできるのかや、DIYウェディングのメリットとデメリットについて紹介していきます。
DIYウェディングってどんなもの
DIYウェディングとは、結婚式で使うアイテムを自分たちで制作することです。
DIYは「Do it yourself(自分でやろう)」の頭文字の略で、家具や雑貨などを手作りすることを一般的にこう呼んでいます。
DIYウェディングが増加している背景には、予算オーバーにより費用を抑えたいと思っているカップルに選ばれていることが挙げられます。
DIYウェディングはもともと海外で流行っていましたが、バリエーション豊富でオシャレにできることから、日本でも自分の結婚式に取り入れたいというカップルが増えてきました。
節約目的だけでなく、ほかのカップルとは被らないような、オリジナリティのある結婚式にしたいというカップルからも人気です。
DIYウェディングをするカップルが増えたことにより、SNSなどでたくさんの手作りウェディングアイテムを見ることができるようになりました。
先輩カップルたちの手作りアイテムを参考にしながら、どういった雰囲気の結婚式にしたいのかイメージを膨らませておきましょう。
たくさんのアイテムを手作りすれば統一感を出すことができますが、すべてを手作りするのは大変なため、できるところだけ取り入れるのがおすすめです。
こんなにある!手作り(DIY)できるアイテム
どんなものを手作りしたらいいのか分からない場合には、簡単なものから始めてみましょう。ウェディングアイテムの中で手作りするのが最も簡単なのは、ペーパーアイテムです。
例えば、招待状や席次表、ゲストのテーブルに置く席次やメニュー表、プロフィールブック、メッセージカード、写真撮影の際に使用するフォトプロップスなどです。
好きなデザインをパソコンで制作し印刷して、はさみで切るなどすれば作れるので、手作りに自信がない方でもできます。
ウェルカムボードやウェルカムベアなど、ゲストを迎え入れる際のウェルカムアイテムも手作りしやすいアイテムです。ペーパーアイテムのようにゲストの人数分を用意する必要はなく、1つだけ作ればいいので比較的挑戦しやすいです。
また、印象に残りやすい場所に飾るものなので、ここを手作りするだけでもオリジナリティのある結婚式にできます。
ウェルカムスペースだけでなく、会場の装飾アイテムも手作りしてテイストを揃えることができれば、会場全体に統一感がでます。リングピローも手作りの定番ですので、DIYする方は多いです。
ペーパーアイテムやウェルカムアイテムなどは手作りの定番ですし、ゲストの視界にもよく入るアイテムです。
しかし、プチギフトのラッピングや芳名帳など、あまり大きな注目を集めないような細かいところを手作りするのも、心遣いが感じられて個性がでます。プロフィールムービーや式で使用するBGMも、映像や音楽にこだわって作れば印象に残る結婚式になるでしょう。
とことん手作りにこだわりたい場合には、結婚式当日にご新婦が身につけるドレスやブーケ、ヘアアクセサリーなどを手作りしてみてはいかがでしょうか。
ドレスはハードルが高いかもしれませんが、ブーケやヘアアクセサリーは手作りする方も多いです。手作りなら世界に1つだけのアイテムになりますので、デザインや材料にもとことんこだわって作ってみましょう。
手作り(DIY)ウェディングのメリット
ウェディングアイテムをDIYするメリットは、手作りによってあたたかみを出すことができ、おふたりらしさや感謝の気持ちを表せることです。
ご自分の好きなデザインにできることも魅力で、既製品の中で気に入るものを探すより、作ってしまったほうが早い場合もあります。
また、ゲストの出欠や席順などで急な変更や修正が必要になったときでも、自作のものならば素早く対応できます。
DIYウェディングの大きなメリットは、節約になることが多いということです。アイテムによっては100円ショップなどで材料が手に入るものもあるので、失敗しても作り直すことができ、手作りに挑戦しやすいのもメリットの1つだといえるでしょう。
1つひとつのアイテムで見れば数百円の節約だとしても、数が多くなれば数万円以上の節約をすることも可能です。節約して浮いたお金があれば、結婚式のほかの部分を豪華にすることに使ったり、新婚旅行代や新居にかかる費用に回したりできます。
手作りのアイテムなら持ち帰ることができるため、挙式のあとも結婚式の写真と一緒に新居に飾っておけます。特に、リングピローやウェルカムベアはインテリアとして飾るのにも向いているので、思い出を形に残しておけるのもメリットです。
手作り(DIY)ウェディングのデメリット
DIYのデメリットは手間と時間がかかることです。
結婚式の準備では、決めることややらなくてはいけないことも多く、なかなかDIYに時間を割けないことがあります。作るのが得意なアイテムなら良いですが、慣れていないものだと時間がかかることも考えておきましょう。
また、作るのが苦手なアイテムをDIYしてしまうと、手作り感が出て安っぽく見えてしまうこともあるため注意が必要です。不器用で手作りするのに自信がない場合には、ペーパーアイテムなど失敗の少ないものからチャレンジするようにしましょう。
手作り(DIY)ウェディングを成功させるコツ
DIYウェディングを成功させるコツをいくつか紹介します。
多くのアイテムを手作りする場合には、統一感が出るように工夫する必要があります。
そのためには、制作に取り掛かる前にテーマを決めおくことです。「ナチュラル系」「スウィート系」「リゾート系」など、テーマに沿ってアイテムのデザインを揃えることで統一感が出ます。
また、テーマカラーも決めておくと、まとまりやすくオシャレに見えます。また、満足のいくアイテムに仕上げるためには、スケジュールを組んで早めに取り掛かり、余裕を持ってDIYできるようにしましょう。
あらかじめスケジュールを組んでおくことで、あれもこれも手作りしたいと詰め込みすぎることを防げます。どれも中途半端になってしまわないよう、優先順位を決めてDIYに取り掛かりましょう。
最も大切なポイントは無理をしないことです。
自分の結婚式ですから、ついつい張り切って気合が入りすぎてしまう方も多いです。楽しい結婚式にするためにDIYするのに、無理をして作業が辛くなってしまっては意味がありません。
1から10まですべて自分で手作りしようとしなくても、手作りキットを利用したり、プロに教えてもらったりすれば、制作にかかる手間や時間をカットすることができます。
こうした方法も適度に取り入れながら、準備期間も楽しく過ごしましょう。
手作りは楽しめる範囲で取り入れてみて
DIYできるウェディングアイテムはたくさんありますが、簡単に作れるペーパーアイテムから本格的なドレスまで、難易度はさまざまです。結婚式の準備はとても大変なので、無理をしない範囲でDIYを取り入れましょう。
結婚式当日のことを想像しながらアイテムを制作する時間は、とてもワクワクして楽しいものになるはずです。
カップルで協力して作れば絆も深まり、作業した時間そのものも素晴らしい思い出になるでしょう。