ブライダルフェアに参加してみたいと考えてはいても、どうやって予約したらよいのかわからないという人も多いでしょう。また、ブライダルフェアにはさまざまな種類があり、事前に予備知識を身に付けておくことでスムーズにイベントに参加することができます。今回は、ブライダルフェアに参加するメリット、そしてもらえる特典の内容や予約方法などについて紹介します。
ブライダルフェアってどんなもの?
ブライダルフェアとは、主に結婚式会場の下見をすることが目的で開催されるイベントのことです。そして、参加者がより楽しめるようにさまざまな種類のものが用意されています。
まず、フェアの内容で最も多いのが見学会で、実際の披露宴会場や挙式会場などの結婚式場内の施設を順番に見学できるというイベントです。次に、モデルカップルによる本番さながらの挙式の様子をゲストの目線から体験できるというイベントが模擬挙式です。
試食会では実際の披露宴で提供されるような豪華な料理が試食できるので、食にこだわりがある人にはぴったりのイベントだといえます。
演出体験は主に披露宴会場に足を運んで音響や照明などを動員した演出を体験できるイベントです。そして、ウェディングドレスやカラードレスを試着することができるイベントを試着会と呼びます。
相談会では、個室などでウェディングプランナーと結婚式に関する相談をすることができます。このように、ブライダルフェアにもさまざまな内容のものがあり、所要時間もそれぞれに違うので自分に合った内容のイベントを探すとよいでしょう。
予約してブライダルフェアに参加するメリット3つ
ここからは、予約したうえでブライダルフェアに参加することで得られるメリットを3つに分けて紹介していきます。
結婚式のイメージがわく
ブライダルフェアに参加することで得られる最大のメリットは、具体的に結婚式のイメージを掴めることだといえるでしょう。
ブライダルフェアでは、本番と同じように装飾が施された会場を見学し、本番さながらの披露宴や模擬挙式などを体験することができます。
その結果、本番に臨む前にどのように挙式できるかということを前もってイメージしておくことができるのです。ゲスト側として模擬挙式に参加することでご新郎ご新婦との距離感が確認できるのも大きな利点の1つでしょう。
また、披露宴の演出や会場のコーディネートを見ておけば、当日のおもてなしのイメージも膨らませられます。実際に会場まで足を運ぶことで、当日のアクセス方法や会場内における動線を確認できるということもあります。
そして、招待する予定のゲストの人数に対して会場の広さが合っているかどうかも確認しておくことができるのです。結婚式といえば選ぶことや決めることが多いイベントなので、失敗してしまう恐れがないとは言い切れません。
そこで、前もって会場を見ておくことで理想のイメージにより近付けることができるのです。
デートとして楽しめる
ブライダルフェアは結婚式の下見であると同時に、単純にデートとして楽しめるイベントでもあります。婚礼料理やデザートの試食会、婚礼衣裳の試着会やファッションショーなど、ブライダルフェアにはさまざまな楽しいイベントがあります。
そのため、あまり構えすぎずに、デートの1つとして楽しむことができるイベントでもあるのです。相手が式の準備に乗り気ではない場合でも、試食会などをアピールして参加させることもできるでしょう。
また、ウェディングドレスを着て喜んでいる様子をご新郎に見せることによって、結婚式により前向きになってもらえるはずです。おふたりでブライダルフェアを回ることで、普段とはひと味違った新鮮なデートになることでしょう。
特典がある
ブライダルフェアを開催している会場によっては、さまざまな参加者特典を用意しているところも多くあります。
例えば、引出物のサンプルやリングピロー、ギフトカード、ジュエリーショップの割引券などがもらえる場合があるのです。結婚式の準備には何かとお金がかかるため、フェアに参加してもらえる特典を嬉しいと感じる人も多いでしょう。
さらに、フェアに参加すれば特別に割引費用で挙式を行ってくれるところもあります。これらの特典を利用することで、出費がかさむ結婚式も比較的に安く挙げられるかもしれませんよ。
ブライダルフェアの特典内容とは
それでは、ブライダルフェアの特典には具体的にどんなものがあるのでしょうか。来館特典と成約特典に分けて紹介します。
来館特典
来館特典とは、ブライダルフェアに参加しただけでもらえる特典のことです。来館特典は体験系のものとプレゼント系のものに分けることができます。
まず、体験系の特典としては婚礼料理の試食会や模擬挙式、ドレスの試着会などが挙げられるでしょう。
また、チャペルなどでご新郎ご新婦の記念写真撮影を行い、写真をその場でプレゼントしてもらえることもあります。このとき、試着会の後でドレス姿のまま撮影してもらえる場合もあるのです。
プレゼント系の特典としては、ゲストの皆様へ配る引出物のサンプルや会場専属のシェフが手がけたスイーツ、オリジナルワインなどがあります。
そのほか、映画のペアチケットやエステチケット、アロマグッズなどの雑貨がもらえる場合もあります。
ブライダルフェアに参加してもらえるプレゼントは一般的に結婚式の準備に役立つものが多いです。しかし、中にはギフトカードなどの金券類をくれるところもあります。
成約特典
次に、会場と結婚式の契約を交わすことでもらえる特典のことを成約特典といいます。来館特典よりも豪華なものであることが多く、結婚式の費用を割り引いてくれるというサービスの場合もあります。
もちろん、初めから特典を目的として会場を決定する人は少数派でしょう。しかし、確実に割引できる場合が多いので、格安で式を挙げたいという人はあらかじめ特典内容をチェックしておくことをおすすめします。
成約特典の例としては、ホテルの宿泊券やテーマパークのチケット、ブライダル写真の前撮りサービスなどが挙げられるでしょう。
また、挙式費用10%OFFやドレス10万円分OFF、引出物5%OFFなど、直接的に値引きを行ってくれるケースもあります。
そのほか、ドレスを1着サービスで貸してくれたり、バルーンリリースサービスやウェディングケーキがついてきたりすることもあるでしょう。さらに、婚礼料理や装花をグレードアップしてくれるところもあります。
ブライダルフェアは前日までに予約しよう
ブライダルフェアに参加するときは、なるべく前日までに予約しておくのが賢明です。
ブライダルフェアのほとんどは事前予約制となっており、特に模擬挙式や試食会は式場側で用意する必要があるので予約は必須となります。
ブライダルフェアでは、参加可能な組数に制限があることも多いです。そのため、できれば1週間前、遅くとも前日までには連絡をしておきましょう。
フェアの内容などで気になることがある場合は、連絡したときに直接確認することもできます。 事前に予約しておくことで、会場側はウェディングプランナーと話す機会も設けてくれるはずです。
反対に、予約せずに会場を訪れて満足に見学することができなければ、婚約相手との雰囲気も険悪になってしまう恐れがあるので気を付けましょう。
ブライダルフェアの予約方法
ブライダルフェアに参加する際は前もって予約をする必要があります。ここでは、ブライダルフェアの予約方法について紹介します。
式場紹介サイトでネット予約する
ブライダルフェアの予約方法として最初に紹介するのが、式場紹介サイトでネット予約するという方法です。参加したいブライダルフェアがある場合は、前日までにインターネットの式場紹介サイトから事前予約をしておくのがよいでしょう。
特に、人気の高い結婚式場はブライダルフェアの参加枠がすぐに埋まってしまうという可能性が高いです。情報を早めにキャッチしたら、そのまま予約しておくのが賢明でしょう。
また、式場紹介サイトを利用して予約をすると、商品券などのプレゼントをもらえるキャンペーンが行なわれている場合があるのでお得です。
参加予定のブライダルフェアの細かい内容が確認できるなど、情報収集がしやすいということも式場紹介サイトを利用するメリットの1つでしょう。
相談カウンターで予約する
次に、相談カウンターのある店舗に足を運んで予約するという方法もあります。
相談カウンターでは、参加したい会場をある程度絞り、いくつかのフェアをまとめて予約してもらうことができます。相談カウンターを利用すれば自分で探し回って予約する必要がないので、忙しい人には便利なサービスだといえるでしょう。
また、相談カウンターを利用することで、ネット予約を受け付けていない会場の情報が得られるというメリットもあります。
式場に直接予約する
最後に、気になる会場が既にあるという人は式場に電話やメールで直接問い合わせて予約するという方法をとることもできます。直接会場に問い合わせれば、ネットなどでは調べられないフェアの情報なども確認できるでしょう。
また、試食会でアレルギーに対応してくれるかどうかといったことや、試着会の詳細などが気になる場合でも直接確認することができます。電話口での会場のスタッフとのやり取りを通して、対応がよいか悪いかということも確認できるでしょう。
直前になってから参加したいという場合についても、直接問い合わせれば受け付けてもらえる可能性があります。
ブライダルフェアの予約で気をつけるべきケース
次に、ブライダルフェアの予約をする際は、「当日参加」と「キャンセル」というケースに気を付ける必要があります。
当日参加
ブライダルフェアに当日参加する場合は、いくつかの事柄に気を付ける必要があります。
まず、規模が小さい式場や人気の高い式場では、ブライダルフェアの参加組数が限られていることが多いです。
そのため、事前予約をせずにフェアに参加しようという場合は、直接式場に向かうことはせず、なるべく早めに連絡を入れるようにしましょう。
また、実際の結婚式が行われている時間帯は見学することができません。連絡を入れる際、当日参加でも見学ができるかどうかを確認するとよいでしょう。
連絡をしないまま直接会場に行っても、手が空いているスタッフがおらず、十分に案内してもらえないということもあります。さらに、試食会の場合は提供する料理の材料を確保していないため、当日参加は難しいことが多いでしょう。
但し、ほかのカップルがキャンセルしていれば当日参加できることもあります。必ずしも参加できないとは限らないので、当日でも行きたいと思ったらまずは会場に連絡してみるとよいでしょう。
キャンセル
急用などで予約していたブライダルフェアをキャンセルする場合についても注意が必要です。
まず、ブライダルフェアに参加できないということが判明した時点で、なるべく早めに会場へ連絡を入れるようにしましょう。定員制のブライダルフェアの場合、空きが出ればキャンセル待ちのカップルが参加できるようになります。
そのため、キャンセルの意思は早めに伝えるのが最低限のマナーだと心得ておくべきでしょう。キャンセル後に日を改めてその会場のブライダルフェアに参加したい場合は、キャンセルの連絡を入れるときにその趣旨を伝えるとよいです。
1日に何件も予約を入れた挙句、時間に間に合わずにキャンセルという事態にならないように、余裕のあるスケジュールを組むようにしましょう。
ブライダルフェアでの即日成約には注意しよう
ブライダルフェアに参加する際は、気軽に契約を交わしてしまわないように注意が必要です。成約特典は豪華で魅力的なものが多いので、勢いでそのまま契約してしまうこともあるでしょう。
また、ブライダルフェアに参加している間は、模擬挙式への参加やドレスの試着などで気分が舞い上がりやすいものです。しかし、後になって後悔の種になることもあるので、一旦落ち着いて考えるように心がけてください。
1度契約してしまえば、多くの会場では解約にキャンセル料がかかるようになります。契約するかどうか迷った場合は、その場で決めてしまうのではなく、仮予約をしておいてから考える時間を設けるようにするとよいでしょう。
特に、ブライダルフェアに参加するのが初めての人や、まだ見学していない会場が候補として残っているという人の場合、即決はおすすめできません。
また、フェアでスタッフから提示される空き状況などには営業トークが含まれていることもあり、すべてを鵜呑みにすることはできないでしょう。確実な情報を得るために、相談カウンターなどの第三者を介して空き状況を確認するというのもよい方法だといえます。
予約してブライダルフェアに参加しよう
事前に予約してブライダルフェアに参加することで、参加者は多くのメリットを得ることができます。参加するだけでもらえる特典をはじめ、模擬挙式などの体験を通して自分の結婚式のイメージを作れるようになるというのも大きな利点の1つです。
結婚を控えているおふたりは、ブライダルフェアを事前予約し、特典や体験をうまく活用して結婚式の準備をしてみてはいかがでしょうか。